ぼやき

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みなさんはお風呂が好きですか? わたしは元来長風呂だったんですが、結婚して現在の家に引っ越してきてから、冬場の入浴が嫌いになりました。実はこの家に引っ越すまでわたしは木造の家屋に住んだことがなかったのです。三十数年前の木造家屋に断熱性なんて期待できるわけがなく、その上設計ミスなのか脱衣スペースがない洗面所なので、廊下で服を脱ぐことになります。寒いのなんのって。なので冬場はあまりお風呂に入りたくありません。

冬の入浴の心理的ハードルとその解消法

お風呂に入りたくないのは、せっかく湯船に浸かって温まっても浴室の扉を開けた瞬間体の体温が奪われ手足が氷のように冷えるからです。脱衣所を温めておけばよいのですが、前述したとおりうちの洗面所には脱衣スペースがなく廊下で服を脱いでいるので、温めるのはかなり難しいです。また髪の毛が長いためドライヤーで乾かすのに時間がかかり頭も冷えます。

そんな困った状態だったのを仕方ないと諦めていたのですが、ある日以下のミニマリストの方のブログを読んで知りました。
→ミニマリスト日和:一人一枚のタオルで暮らす実験をしています。【モンベル速乾マイクロタオル】

このブログではモンベルの速乾のマイクロタオルを導入して、体を拭くフェイスタオルの量を少なくしたという話が書かれています。バスタオルだけでは髪の毛の水分まで十分に吸い取れないので、髪の毛を拭くのだけ速乾タオルを使ってみるのもいいかな、と思ったのですが、調べてみるとマイクロファイバーだけでなくセームタオルというものもあるのを知りました。

セームタオルとは、主に水泳選手が体を拭くためや洗車のあとの拭き取りのために開発された吸水性抜群のタオルです。タオルというよりスポンジに近く、毛細管現象の原理で濡らして絞った状態で水滴をぐんぐん吸い取り、絞るとまた吸水性が復活するというものです。ただ織っていないので肌触りが悪く、乾くとコチコチなるということではじめは選択肢から外していました。

しかし濡れた状態で使い、水を吸わなくなったら絞ると吸水力が復活するという特徴が今回の問題を解決するのにぴったりだということにあとから気がつきました。お風呂から上がる際に寒いのは扉を開けると冷気が体についてる水滴から熱を奪い、その水滴が体を冷やすからです。つまり扉を開けたときに体に水滴がついていない状態ならそれほど寒くはないはずだと。水に濡れても絞って使えるセームタオルなら初めから浴室に持ち込み、扉を開ける前に体を拭けばよいことに気がつきました。

髪の毛を乾かすのが大変という問題もセームタオルは普通のタオルより吸水力が高いのでドライヤーをかける時間を短縮できるようです。

どのセームタオルを買うか

どのセームタオルを買うか迷いました。有名どころはやはりミズノスピードアリーナのもの。これはスイマー向けで A3 くらいの大きさで 1300 円程度します。スポーツ用品店に見にいったのですが、どれも色がケバケバしいのです。せっかくフェイスタオルを白系で統一したのにケバケバしい色のタオルを置きたくありません。

Amazon のレビューを読んでいると、自己責任で車用のものを人体に使っている人がいました。
→ Amazon アイオン (AION) 拭き取りクロス プラスセーヌ:用途が違いますが、スイムタオルとしても OK

違いは表面の形状で、車用は滑らかすぎると拭きにくいからわざと凹凸をつけているけれど、人用は人間の皮膚に凹凸があるのでセームタオルの表面は滑なになっており、車用より素早く吸水するようです。車用もよく洗えば人間に使っても問題ないようです。

水泳用に比べたら車用はかなり安いです。それでも中々購入にいたりませんでした。なぜなら色が気に入らなかったからです。水泳用みたいにケバケバしくはないのですが、冴えないパステルカラーのタオルが洗面所にあることを想像するとやはりテンションが下がります。

しばらくペンディングしていたのですが Amazon で再び検索してみたら Amazon ベーシックのセームタオルが目につきました。色も薄い黄色からアイボリーといった色で許容範囲です。 2 枚組で 1 枚の大きさが大きい! 普通のセームタオルの 2 枚分くらいです。セームタオルは大きいと絞りにくいという欠点がありますが、織物ではないので大きい場合はハサミで切って使えばいいのです。そしてお値段がお手頃!  2 倍の大きさで 2 枚入なので 4 倍の面積のセームタオルが水泳用と同じくらいの価格で手に入れられます。

というわけで Amazon ベーシックのセームタオルを購入しました。セームドライタオルという名称で販売されています。

by カエレバ

Amazon ベーシックのセームタオル

Amazon	ベーシック セームドライタオル

届いたセームタオルがこちらです。湿った状態でケースに入って届きます。

大きさは	A4	が	4	枚分

大きさは A4 サイズ 4 枚より少し大きい程度。

用途は洗車、掃除、ペットなど

説明書の用途は、掃除、洗車、ペットなどで、人体には使えるとは書いてないので自己責任で使います。

パッケージを開けると、濡れた状態で売っているのでカビが生えないように薬品が染み込ませてあるので、独特な匂いがします。この匂いが取れるまで押し洗いしました。

試しにテーブルに垂らした水滴を吸い取ってみました。

吸水力も充分

セームタオルを水滴の上に載せただけですが、きれいに吸い取り水を吸ったところだけセームタオルの色が変わっているのがわかります。

Amazon ベーシックのセームタオルの吸水力を比較

肝心の吸水力を比較してみたいと思います。セームタオルについて調べていたときに吸水力を測っているブログを見つけました。
→地元に戻って信州田舎暮らし:【セームタオルを比較】 アリーナとスピード 何が違う?

アリーナとスピードのセームタオルの吸水力を比較実験されています。

実験方法は、ボールに水を入れ絞ったセームタオルを 30 秒つけ、持ち上げて水が適度に切れたところで、減った水の量を測定するというものです。これを 3 回繰り返して平均を出しています。

参考にさせてもらったサイトによると、実験結果はアリーナが約 210 g 、スピードが約 130 g です。

ちなみに実験に使われたアリーナ( M ) FAR-4932 の大きさは 43 × 32.5 cm で、スピード(小) SD94T10 の大きさは 40 × 31 cm です。 Amazon ベーシックのセームタオルの大きさは約 65 × 42 cm と、おおよそ 2 倍の面積なので、 Amazon ベーシックのセームタオルの実験結果を半分にすれば比較が可能になります。

絞ったあとの重さは	186g

絞って重さを計ります。 186 g でした。

30	秒水を吸わせて引き上げたところ

先に示した実験手順により、 Amazon ベーシック セームドライタオルが吸収した水の量のは下記の表のとおりです。

1 回目  2 回目  3 回目 平均
402 g 404 g 410 405.33 g

その平均は約 405 g です。本体のおおよそ 2 倍ほどの水分を吸収できるようです。大きさの補正から値を半分にして、その他セームタオルと比較してみました。

Amazon ベーシック アリーナ スピード
平均吸水量  200 g 210 g 130 g

Amazon ベーシックのセームタオルも機能としては充分だということがわかりました。

実際にセームタオルを使ってみて

セームタオルを浴室に持ち込み、扉を開ける前に体を拭いてみました。するとどうでしょう。扉を開けても寒くない! 今までならすぐに奪われていた熱が風呂を上がった後も長持ちします。逆に暖かすぎて服を着ると汗をかいてしまいそれによって冷えるので、入浴後の洋服の着すぎには注意が必要です。また体の水滴を拭き取ることによって、浴室から脱衣所に出たときの体感温度の差が少なくなるのでヒートショックの予防にも役立つと思います。

肌触りはタオルとはかなり違います。綿のタオルのふわふわ感はまったくありません。ペタペタとした印象です。普通体を拭くときはタオルを肌の上で滑らせますが、セームタオルは肌に密着して動かないのでぽんぽんと叩くように拭き取ります。

また耳や足の指の間といった細かい部分は拭きにくいので、扉を開けたあと薄手のフェイスタオルで拭いています。今まで大きなバスタオルが必要だったのですが、それが不要になり洗濯物もかなり減ります。(夏はバスタオルを使うと思いますが。)

髪の毛を乾かし終わるのも速いです。全体の水気を髪に押さえつけるように拭き取り、櫛で梳かしてからさらに揉むように水気を吸い取ったあとドライヤーをかけます。普通のタオルだと髪の毛を拭いた後にドライヤーをかけると水滴がおちてくるのですが、セームタオルで拭いた後は全然そんなそとはなくさっと乾きます。時間は約半分くらいに減りました。夏だったらセームタオルでのタオルドライだけでも充分だと思います。

髪が長いので Amazon ベーシックのセームタオルは大きめなのでなかり重宝しますが、やはり大きいと絞るのが大変なので、ハサミで半分に切るか悩んでいます。小さいのとどちらがいいかは人それぞれだと思います。

Amazon ベーシック セームタオルの手入れ

使用後は水ですすいで絞り、ケースに保存するように説明書には書いてありますが、これだとカビが生えてしまうことがあるようです。カビが生えるのは養分(皮膚や皮脂など)と湿り気があるからなので、わたしは洗面台に水を溜め何回か押し洗いした後、ハンガーにかけて乾かしています。

乾くとカチカチになる

完全に乾くとこんな風にカチカチになってしまいますが、使う前に水で濡らせば元のセームタオルに戻ります。カチカチの状態で無理やり動かすと生地にヒビが入ってしまうので避けた方がよいようです。

セームタオルを洗濯機で洗う人もいるようですが、セームタオルはその構造ゆえ、洗濯中に水がタオルの中で動くことがないので、洗剤の溶液を吸って脱水されているだけになります。摩擦によって痛むだけですので、押し洗いして絞ってを繰り返した方がきれいになると思います。汚れが酷いときは中性洗剤で洗えばよいようです。

冬のお風呂の湯冷めと乾かわかない髪の毛に悩まされていたわたしですが、セームタオルを購入して随分と冬の寒い中お風呂に入ることのハードルが下がりました。独特な肌触りですが、洗濯物も少なくなるし、ヒートショックの予防にもなるし、湯上り後の寒さや乾かない髪に悩まされている方には是非ともおすすめしたいです。

by カエレバ

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