第3日目 — 2001.3.5

網走到着

寝ていて気がつかなかったのだけれど、この日大雪が降って札幌発網走行きオホーツク9号は途中何度も運転を見合わせて大幅に遅れたらしく、予定到着時刻の6時15分になっても北見にもついてなかった。網走に6時15分について流氷砕氷船オーロラ号の予約は9時半だからそれまですることもないから多少遅れても問題ない。というか遅れてくれた方がこちらとしてはありがたいくらいだった。予定より1時間半遅れて網走に到着。駅のトイレで身支度を整えて、駅の売店できつねうどんを食べた。320円也。コインロッカーに荷物を預けてバスに乗って、流氷観光船オーロラ号の出航する網走港に向かう。

流氷

網走は昨日の札幌の雨やここまで車での吹雪とはうってかわっての晴天。オーロラ号は予約もしてあったのでスムーズに乗船できた。月曜日だというのに観光客は多く、ロータリーはごった返していた。あらかじめ予約をしておいて本当によかった。オーロラ号は400人乗りの流氷砕氷船。同じ船が2艘あり、交互に運転している。
流氷は大きな1枚の流氷ではなく細々したのが集まって海の上を埋め尽くしている。その流氷をかき分けて進んでゆくオーロラ号。流氷がオホーツク海でできるのには3つの条件があるそうだ。1つはオホーツク海が日本海や太平洋とは違い閉じた海であり、海水の入れ替わりが少ないこと。2つ目は、ロシアのアムール川から大量の雪解け水が流れ込み、真水は海水よりも比重が軽いので海面近くの塩分濃度が薄まり凍りやすくなる。3つ目は冬になるとオホーツク海に冷たいシベリア降ろしが吹き抜けるて、海面を冷やすことである。流氷はアムール川からオホーツクを潮風にのって1000kmも運ばれてくるらしい。
デッキ部分のは人が多く、船の両脇の通路や船内に移って流氷を見た。わたしたちは運がよくて氷の上にのったアザラシを見ることができた。でも目をこらしてやっと豆粒くらいに見えただけだけど。写真も撮ったけど、たぶんゴミくらいにしか写ってないんじゃないかな。

網走刑務所

バスに乗って次は網走刑務所に向かう。刑務所前のバス停から鏡橋を渡って、網走刑務所へ。赤いレンガのアーチの門は高倉健主演の「網走番外地」で有名。網走っていったら流氷と刑務所でしょ、っていうノリで見に来てみた。見学できるのは門の前まででしかも門扉に刑務者の姿を写真に撮るのは禁止と強い口調でかかれておりちょっとビビる。刑務作業製品展示即売所も見てみるけど、あんまりほしいものは売ってなかった。今日も晴れて雪が溶け始めてるけど昨日買った靴のおかげで滑って転ぶことはなかった。
ちょうどよいバスがなかったので。バス停そばのオホーツクバザールというカニなどを売っているところの上で昼食を食べた。かに天丼1200円。休憩してからバスで網走駅に戻る。他のところを見に行ってもよかったのだけれど、流氷を見てもう満足したというのと、2泊連続車中泊でさすがに2人とも疲れていたので、予定より1本早い特急で札幌に帰ることにした。もちろん電車の中では爆睡。それにしても、首当てはかなり寝やすい。電車で座ったまま寝ると起きるとどうしても首がヘンになるんだけど、それが全くない。買ってきてよかった。

再び、札幌へ

7時前に札幌に到着して予約していた第2ワシントンホテルに向かう。チェックインして、部屋はごく普通のツイン。アメニティー製品が少し少ないくらい以外はホテルと全く変わらない。夕食はガイドブックに載っていた飲み屋、「よいところ」というお店に行くことにした。対角線で2ブロックくらいだったので歩いてゆくことにする。ほっけやサザエなどの海の幸を注文して少しお酒も飲んで2千円前半でおなかいっぱいになった。ホテルに帰ってから2日ぶりのシャワーを浴びて、あっという間に就寝。やっぱりベッドで寝るって気持ちいい。

網走駅

網走駅はちょっと田舎の駅という感じ。

靴

昨日、札幌で買った靴。おかげで滑らない。

うどん

朝食の立食いうどん。

アザラシ

流氷の上のアザラシ。かなり画像が荒いけど、黒いのがアザラシくんです。

網走刑務所

網走刑務所。

かに天丼

昼食のかに天丼。かに、かなり大きかった。