反省

— あとがきに代えて —

この旅行記は写真と手帳の記録を元に、旅行後2年余りが経過して書いたのもなので、細部はかなり曖昧である。この旅行は、北斗星の中、小樽の食堂といろいろな人との出会いがあった旅行だと思う。そして、行き当たりばったり的なところが多く、当初の計画から列車や宿泊地などかなり変わった。でもこのフレキシブルさが個人旅行のよさであるとわたしは思う。計24時間以上列車に揺られて網走までたどり着いたにも関わらず、流氷を見てすっかり満足して、滞在時間6時間あまりでその地を去ったのもまた思い出。札幌の雨で地盤が悪く、靴底の滑り止めの重要さを重い知ったし、小樽の吹雪ではロシア人とかがなぜ帽子をかぶっているのか実感できた。それにしても札幌の人たちが意外薄着でマフラーなどしていなかったのにはびっくりしたものだ。

2日後、クール宅急便で届いたタラバガニの味は忘れないだろう。