1日目 — 2004.6.29

成田へ

今回の旅行は関東在住のきみと行くので当然出発地は成田。名古屋から成田は遠い。東京から先が長いのだ。お金がないわたしは高速バスで東京駅まで行くことも考えたが、飛行機に5時間半乗る前の高速バスはきつかろう、ということで素直に新幹線に乗ってい行くことにした。
13時5分ののぞみに乗れば、集合時間に十分に間に合うのだが、今日に限って8時に目が覚めてしまったわたしは、することもなくネットで暇つぶし。なぜなら、昨日の夜までに完璧に荷造りをしてしまったから。それでもどうにもヒマが潰せず、予定より 30 分早く家を出ることにする。でも、バス停までトランクを引きずりながら、ちんたらちんたら歩いていたら、丁度名古屋駅行きのバスが出たところで、結局予定通りのバスに乗車。駅までは平日の午前中ということで空いていて25分ほどで到着。東京までの新幹線自由席券を学割で購入し、ホームへ行くと予定より2本早いのぞみに乗れてしまった。
12時47分名古屋発のぞみ10号にて東京に向かう。東京到着時刻は14時30分。日暮里できみと待ち合わせをして乗る京成ライナーが15時19分発だから、十分すぎるくらい間に合う。車中、きみとメールをしていると、ちょうど同じくらいの時間にきみも小田急に乗ったらしい。一度、小田原の実家に帰ってから成田に向かってもいいのだが、時間的には名古屋から直接東京に向かうのと同じなのだ。

日暮里、待ち合わせ

東京駅にて山手線に乗り換えて日暮里へ。びっくりすることにJRの日暮里駅にはエスカレーターもエレベーターもないのだ! トランクを持って階段を上がらねばならないらしい。 コンコースの待合室に座ってみたものの落ち着かず結局ホームできみを待つことにする。きみとの待ち合わせは特急の一番前の車両。1本成田空港行きの特急を見送って待つこと20分。きみが到着。きみはスカートにサンダルという服装で現れる。おいおい! これから行くところはアンコールワットだぜ! なんでそんなにリゾートなの! と心の中で一人突っ込みを入れた。わたしの中では、すっかり世界ふしぎ発見のミステリハンターのようなスタイルができあがっていたので、きみの避暑地にでも遊びに行きそうなスタイルに違和感を持ったのだ。しかし、きみの話を聞くと確かに飛行機のなかではスカートの方がラクチンそうだ。わたしより一回り大きいトランクの中にはスニーカーも入っているらしいし、とりあえず一安心。

成田空港

京成で揺られること1時間10分ちょっと。空港第2ビルに到着。しかし成田って田舎だわ。
受付カウンターに集合時間ぴったりに向かうが、どうやら他に同じツアーらしき人は見あたらない。受付を済ませ、荷物検査をして搭乗手続きをする。その時きみが出した JAL のマイレージカードに魅せられてわたしもその場で入会。しかも入会書、所々間違えては訂正しての繰り返しでかなりぐちゃぐちゃになってしまう。
そして京成の中からずっとお腹が空いた、といい続いているわたしのために、出国手続きをする前にご飯を食べることにする。どうせ機内食が出るから大量に欲しくなかったわたしの選択は、マックでテリヤキバーガー199円。5分もしないうちに食べ終わると、きみおすすめのジェラートの店でデザート。しかし、ここにクレープ屋さんも併設されてるのだけれど、なんと、ツナ入りクレープとか軽食っぽいものもおいてあった。マックなんかで食べるんじゃなかった。きみはツナ入りのクレープ、わたしはジェラート。巨峰とバニラをダブルで食べる。
なんなく出国審査を済ませ、香水くさい免税店ゾーンへ。きみはここでビンが個性的な香水を一つ買う。気が付けば搭乗予定時刻は過ぎているのに、急ぐ事もせずモノレールにのって出発ゲートへ。搭乗予定時刻を15分遅れて、離陸時間の15分前に搭乗ゲートに到着するともう人影はほとんどない。そして、わたしたちがゲートをくぐったあとに係員がOKといったサインを出し合っている。どうやら、わたしたちが一番最後の客だったらしい。

離陸、バンコクへ

座席に座って5分もしないうちに飛行機が動き始めた。滑走路へとゆっくり進み始めて、離陸する飛行機の列へと並ぶ。18時35分、予定より5分早く成田国際空港を飛び立った。
今回乗ったのは JAL。成田とバンコクの定期便らしくステュワーデスは、日本人のほかタイ人も何人かいるよう。機内放送も日本語、英語、タイ語の3カ国語で放送されていた。ウエルカムドリンクを飲み、機内食を食べたら電気が消えた。バンコクまで一眠りしろってことだね。
着陸近くになり再び電気が付いてら、きみに後半2日のバンコクでのフリータイムの行動案を説明。このために重くかさばるのにガイドブックを手荷物に入れてきたのだ。
定刻より少し早めにバンコク国際空港に到着。着陸後、すぐさま席を立つと、ドアが近かったらしく、エコノミーでは一番早く機内を出る。一番遅く搭乗して来たくせに、なんてずうずうしい奴らなんだ、と我ながら思う。タラップを折り、バスに乗ってターミナルへ。
イミグレーションを無事通過し荷物を受け取って空港を出ようとしたら、まだカウンターがある。どうやら税関のよう。そんな紙持ってないよ、ということですぐ横のカウンターで記入。無事税関を通過して左に出ると、ガイドさんが待ってるはずだったのだけれど、呼び止められたのは BEST 以外に阪急交通社のプレートも持ってる人。わたしが不審がると、あなたたちのガイドは今トイレに行っていると説明していた。そして現れたのは女のガイドさん。名前はワッチャイリンさんという。日本語がとても上手。
バンコクまでは車で30分くらい。深夜なので渋滞もなし。車内でどこから来たのか? と聞かれ、名古屋だと答えると、今度名古屋にタイの観光客をガイドするのだそうだ。名古屋についていろいろ聞いてきたので、戦争で街が焼けたので名古屋は道路の幅が大きいことや、名古屋城の金の鯱についてなど話したのだけれど、よくよく話を聞くと名古屋は USJ の帰りに寄って焼き肉を食べてホテルに泊まるだけで特に観光はしないらしい。日本人だけでなくタイ人にもスルーされる名古屋の存在って……。
付いたホテルはインペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル。高層でかなり大きい。ここの36階が今日の寝床。

チワワ子犬

新幹線で隣にすわっていたおばちゃんがつれていた生まれたてのチワワ。

京成日暮里

きみとの待ち合わせ、京成日暮里駅。早くつきすぎて特急を1本見送った。

イタリアンジェラート

きみの妹おすすめのイタリアンジェラート。成田空港出発ロビーにて。

18:24

離陸5分前に搭乗。早く空港に着いていたはずなのに何していたんでしょう。

JALジャンボ機

搭乗した JAL 機。はじめてマイレージカードをつくってしまいました。

機内食

機内食。ビーフシチューの下にはなぜかきしめんみたいな麺。空港で食べ過ぎて残してしまった。

ドムアン空港

ドムアン空港(バンコク国際空港)。タイ語でなんて書いてあるんだろう。

ファミマ

空港にあったファミマ。タイで見かけた中では一番数が多かった。