待ちに待った万博、愛・地球博。
本当は 6 月に行くはずだったのがなぜか閉幕間近のこんな日になってしまった。昨日、友達と夕飯(ベトナム料理)を食べながら、作戦を練ってみた。とりあえず、 TOYOTA 館にはいってみたいから、並んでみてダメだったらさっさと見切りをつけて空いているところを回るというもの。わたしは万博に行きたい! っていう気持ちはかなりあったのだけれど、下調べは何もしていなかった。友達は、調べてないといいつつも、名古屋在住だからかいろいろ情報を知っていて、どこどこ館がいいらしい、ということを話してくれた。とりあえず、今日は早寝をして、明日 6 時に起きて万博に向かうことが決定。さあ、どうなったのでしょうか?
結論からいってしまうと、地下鉄→リニモと乗り継いで着いたときにはすでに長蛇の列。一体みんな何時から並んでいるのよ! って感じ。当日券を買って列に並ぶ。行く気満々だったのに入場券すら手に入れていない無計画さ。そして 8 時半入場が始まる。 9 時過ぎ、わたしたちの順番がようやく回ってきた。しかし、ゲートに入るやいなや、既に TOYOTA 館の当日整理券ははけたとの掲示が目に入る。そうですか、結構がんばって来たつもりなのになあ。
そこからの気持ちの切り替えは早い。とりあえず、飲み物を購入して、迷わずキッコロ・ゴンドラ(有料 600 円。高!)に乗って会場の反対側へ。この作戦が見事に的中。着いた場所は人がかなり少なかった。でも体験型パビリオンでおもしろいと噂のドイツ館は既に入場打ち切り。隣のフランス館も 30 分待ち。諦めの早いわたしたちは待ち時間 5 分のイタリア館へ。
という具合に待ち時間 30 分以上のパビリオンはすっ飛ばして、回った結果。 17 のパビリオンを制覇。数だけ稼ぐ万博となった。
ただ感想を書いてもしかたないので、笑える万博ベスト 3 を発表!
第 3 位! コーカサス共同館の看板。「健康と長寿」。なんか日本語で書かれるとそれだけで笑える。
第 2 位! イタリア館。鏡に向かう銅像。シュールすぎる。たぶんものすごく有名な銅像なんだろうけど。万博期間じゅうずっと鏡に向かっていたのかと思うとそれだけで笑える。しかもあまり人の目につかないところにあってかわいそうだったのが、笑いに拍車をかけた。
栄えある第 1 位は! シンガポール館の紙袋。表には「セレブる、シンガポール。」、そして側面には「わたし→女王様」。この紙袋を肩から提げている人を見たときには、お腹を抱えて笑ってしまった。そして、すかさず写真を撮った友達の勇気に拍手。
しょぼいものばかりあげてもしょうがないので、待ち時間 20 分以内、楽しかった万博ベスト 5 も発表。こっちは意外とまじめよ。
第 5 位は、モロッコ館、ハーブティーの試飲。この日だけのイベントで日本茶とモロッコのハーブティーを飲み比べるという企画。モロッコのハーブティーは甘くてミントが効いていておいしかった。
第 4 位は、タイ館の民族舞踊ショー。終了後、民族衣装のダンサーと写真も撮れた。
第 3 位、チェコ館。外壁も爪楊枝が突き刺さったみたいでおもしろかったし、展示の内容も楽器に的を絞って、いろいろなユニークな楽器を演奏することができて楽しかった。パビリオン内部が階段状になっていて一休みできるのもポイント高し。
第 2 位、スペイン館。その目立つ外壁もさるものながら、内部の食のコーナーの天井のパエリアに笑った。(やっぱり選考基準は笑いになってしまうのか?)そして入場の時に「カンタブリア」と書かれた紙袋をもらう。中身はパンフレットと紙筒入り色鉛筆。この紙袋を下げて万博巡りをしていたら、なぜか 2 回も「この袋はどこでもらえるのですか」と声をかけられた。わたしじゃなくて友達が。どうやらかなりレアなものを手に入れたらしい。
そして堂々の第 1 位は、インド館。外観もかわいいし、内部の展示もセンスがよかった。流れていた映像も、現実を無視したその構成のナンセンスさにウケた。映像にいっさい字幕やセリフがなく作ってあったのも万国の人に見ただけで理解してもらえるという点で評価できる。
そんな感じで結局 8 時過ぎまで会場にいた。広場での音楽のイベントもみたし。かなりお腹いっぱい、足は棒になった。
帰りはもう混んだリニモには乗りたくないということで、少々値が張りその上遠回りだけど、東ゲートから名古屋駅行きのシャトルバスに乗車。高速を通るから絶対座れるのがすごく楽。
考えてみると 1 つもメジャーなところにいってない万博だったけどかなり楽しかったからそれで良し。並んで 1 日終わるより、動き回っていたほうが充実感あるしね。まとめとしては、ただ国の紹介をしてあるパビリオンより何か 1 つテーマを絞って展示してあるパビリオンの方が興味が持てて、おもしろかった。