世界の国好きの息子と大阪・関西万博に 6 月 30 日と 7 月 1 日にいってきました。パビリオン巡りの記録です。
息子の体調不良で紆余曲折あった計画編は以下からどうぞ。
目次
いきたかったパビリオンと実際にいけたパビリオン
愛知万博のときに記事にはしたけれど、ランキング形式にしたため実際どこにいったかあとから見てわからなくなったのできちんとまとめておきます。
息子がいきたいといっていたパビリオン
ぴあのガイドブックとつじさんのマップを見ていきたいところを挙げたところ以下でした。
- 関西パビリオン(鳥取砂丘の砂が見たい)
- 日本館(火星の石が見たい)
- アメリカ館(月の石が見たい)
- オランダ館
- シンガポール館
- マレーシア館
- 中国館(月の裏の砂がみたい)
- ガスパビリオン
- 電力館
- 北欧館
- パラオ(コモンズ A )
基本隕石や砂系の展示と親日国とわたしや夫がいったことのある国のパビリオンにいきたいようです。
鳥取砂丘の砂が一番見たいようなので、 7 日前抽選に応募して当選、日本館はダメ元で抽選に申し込んだけど夕方の時間帯に当選しました。
3 日前先着予約はオランダ館を目指したのですが、空きがなくタイと三菱未来館の予約が取れました。オランダ館は自由入場の朝と夜を狙っていくことにしました。
ガスパビリオンはおばけが気になったみたいですが、 AR や VR 体験があるため、 7 歳以上が条件だったため息子は対象外でした。
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— つじ @ 万博 7/10 回目 (@t_tsuji) July 3, 2025
実際にいけたパビリオン
1 日目
- オーストラリア
- サウジアラビア
- タイ( 3 日前先着予約)
- トルコ
- 夜の地球
- コモンズ A
- 中国
- 日本館( 7 日前抽選予約)
- オランダ館
2 日目
- 三菱未来館( 3 日前先着予約)
- 関西パビリオン( 7 日前抽選予約)
- ベトナム
1 日目 〜午後からいってサクサク回れた
新幹線と快速エキスポライナーを乗り継いで 13 時 01 分に桜島に到着しました。駅のトイレに寄り、桜島シャトルバス乗り場奥の荷物預かりにて宿まで荷物を配送してもらう手続きをしました。事前に予約し決済していたので、メールで送られてきた QR コードを見せればおしまいでした。
そこから桜島シャトルバスに乗りましたが、時間帯もありあまりにも空いていたので、写真も撮る暇もなくバスに乗車できました。もちろん座って西ゲートまでいきました。
13 時 40 分頃西ゲートに到着し、万国旗に息子のテンションがあがりました。空いていてすぐに入場できました。
入って第一声は人多いでした。人が少ない平日にきたはずなのに、この人の多さなら土日はどうだったのか考えるとめまいがしますね。リスケして平日にして本当によかったです。遠足の小学生が赤い顔をしながら帰路につくためゲートに向かっておりその過酷さを改めて認識しました。そしてミャクミャク像と記念撮影していざ大屋根リングへ。
大屋根リングはかなり大きいし、下は日陰で通路も涼しいし、ベンチも置いてあるので休めるのでかなり暑さ対策になっていると思いました。海が近いので風はかなりあり、同じ気温でも愛知県より涼しかったです。
余談ですが、施工した建設会社によって木組みの接合部の固定方法が違うようです。
オーストラリア館
15 時 10 分にタイパビリオンの予約が入っていたので、それまでタイパビリオン近くのオーストラリア館とサウジアラビア館を見ました。
オーストラリア館は映像系でした。館内が涼しくて気持ちよかったです。
サウジアラビア館
サウジアラビア館は仮設とは思えないほど外観の石造りが立派でした。サウジアラビアは室内より中庭が涼しい造りでした。
出入り口近くの石は厚みが 50 mm くらいあったんのではないかと思います。さすがお金持ちの国だけあります。
タイ館
タイパビリオンは 15 時 10 分の予約でしたが、 15 時前に着いてしまい、係の人に大丈夫か確かめたら QR コードをスキャンしてくれて 15 時の回に入れました。
しかも 15 時から 1 時間ごとにダンスのパフォーマンスがあって、最後の方は息子も誘われて一緒に踊って楽しそうでした。
タイパビリオンは健康と医療を推してして足裏の圧力が測れる機械が置いてあり、ちょうどわたしが外重心で矯正のための足指パッドを購入したところだったので興味があり並びましたが、全然列が進まなかったため諦めました。
トルコ館
おやつにトルコアイスを食べました。トルコアイスは大人気で行列ができておりわたしや夫のときはありませんでしたが、息子は棒の先にアイスをつけて渡そうとしてまた引き上げるという焦らしのパフォーマンスをしてくれて大喜びでした。
トルコ館にも入場して内部を見ました。オスマン・トルコ押しでした。
夜の地球
夜の地球に入り、輪島塗りの地球儀を見ました。息子曰く、北朝鮮は世界で一番夜暗い国らしいです。確かに北朝鮮の部分は真っ黒でした。あとは各都市の夜の様子が輪島塗りで表現されていました。(イランが撤退した跡地なので、ぴあのガイドには載っていませんでした。)
コモンズ A
アゼルバイジャンは列が長かったので諦め、トイレに寄ってから息子がいきたいといっていたパラオが入っているコモンズ A にいきました。いろんな国が入っているのだけれど、息子なりに好き嫌いがあるらしく全部見るのではなく選んで見ていました。見たのはパラオ、ガーナ、北マケドニア、コソボ、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニアです。スタンプも持参したノートに押したのですが、展示を見たところだけ押していました。
中国館
静けさの森を通り抜けて中国館に向かいました。中国館は今までみたパビリオンより大きく初めの方をゆっくり見ていたら、日本館の予約の時間が迫ってきてしまいました。
最後は駆け足で月の裏の砂を見て出てきました。
日本館
日本館は藻がテーマでした。
中庭からの夕空。
火星からの隕石は初めのゾーンとその次のゾーン間にありました。息子は見たいといっていたわりにはあっさりしていました。
藻が入ったチューブが張り巡らされていますが、鏡を使って空間が広がっているように見えます。
夕食
19 時近かったので、日本館近くの JAPAN マルシェでお弁当を買って外のベンチに座って食べました。わたしと夫はとん蝶というおこわと塩唐揚げ、息子はそうめんでした。日が落ちてきて風があり涼しかったです。
オランダ館
息子も疲れてきたので東ゲート南停留所から e Mover に乗って、リング西ターミナルまで乗りました。そこから歩いて息子がいきたいといっていたオランダ館にいきました。少し並びましたが入ることができました。
並んでいる間にドローンショーがやっているのを少し見れました。
テーマは水と生きることを選んだオランダというもので、オーブという光るボールを持って疑似体験できるようになっていました。
大屋根リングに登る
オランダ館の横のエスカレーターからリングの上に登って西ゲート近くのエスカレーターから降りました。夜の万博もきれいでした。
宿泊
午後から入ったのに 9 パビリオン回れて大満足でした。宿まではタクシーでいきました。並んでいましたがすぐに乗れました。食事なしプランだったので、アミティ舞洲の近くのファミリーマートで次の日の朝食を調達して宿に向かいました。予定よりだいぶ遅くなり、 21 時半ごろ宿に到着しました。大浴場で汗を流し横になったのですが、いつも一人寝なので息子が日が変わるまで寝なかったです。あとカーテンの遮光が甘かったので、 6 時前に起きてしまいました。アイマスクをさせて寝かせるべきでした。
2 日目 〜人が多く暑く予約したパビリオンしかいけなかった
万博会場の隣の舞洲に宿を取ったから朝一から万博にいくつもりだったのですが、前の日にオランダ館にがんばっていったため朝一でいくのは諦めました。 10 時頃宿を出てタクシーで万博会場まで向かいました。
10 時 15 分頃に並ばず入場できました。初めの計画ではフューチャービレッジで隕石を見て e Mover で東ゲート南停留所にいこうと思っていました。しかし三菱未来館の予約時刻が迫っていたので、リング西ターミナルから e Mover に乗ろうとしたら、なんと 11 時 30 分まで休止とのこと! 新設された東ゲートから西ゲートへのバスはどこから調達したのだろうと思っていたら、 e Mover の転用だったのですね。朝入場してから西ゲートから東ゲートへいきたい場合は西ゲート南停留所から乗る必要があるみたいです。万博情報は刻々と変わりますね。西ゲート南停留所にいってバスに乗るより歩いた方が早いということで、大屋根リング下を早足で歩きました。予約時間のギリギリに三菱未来館に到着しました。これでかなり息子が疲れてしまいました。
三菱未来館
三菱未来館は生命はどこで生まれて火星でその謎が解けるかもという内容でした、映像で生命はどこで生まれたのかという問いに息子は「深海!」と喜んで答えていたけれど、あんなに苦労して暑い中早足できて見る内容ではなかったような気がします。
昼食
昼前になったので、昨晩と同じ JAPAN マルシェでお弁当を買い、日陰のベンチで食べました。金沢の芝寿しを食べました。(写真は少し食べてしまってからのもの。)
関西パビリオン
それからトイレにいって関西パビリオンにいきました。息子が楽しみにしていた鳥取砂丘の砂が見られるところです。真っ先に鳥取のブースに向かったらなんとすでに定員がいっぱいで並ぶのも断られました。まさか関西パビリオンの中で入場制限があるとは思わなかったです。次の集合時刻近くまで隣の徳島ブースで阿波おどりを踊って楽しんでいました。藍染の鉛筆ももらえました。
鳥取ブースはガラス張りの空間の中に砂丘の砂が敷いてありそれを虫眼鏡型デバイスでお宝を見つけるというものでした。息子は宝探しより、鳥取砂丘の砂に興奮していました。
三重ブースで村正を見て、和歌山ブースで和太鼓叩いて、福井ブースで恐竜のうんちの化石に触りました。
ベトナム館
そこから月の石目当てでアメリカ館に向かいましたが、すでに並ぶことすらダメだといわれました。近くのベトナム館がすぐに入れそうだったので、並んで入りました。(あとから考えるとここで近くのヨルダンにいって砂漠の砂を触るべきでした。)
待っている間ベトナムのノンラーという帽子が被れて息子はご満悦でした。
醗酵食堂でおやつ
次にいきたいといっていた北欧館に向かうものの、なんと貸し切りでクローズドで入れませんでした。ここらへんで息子の堪忍袋の緒が切れたらしく「もう歩かない」というので、すぐ近くのトルクメニスタンパビリオンでアイスを食べる予定だったのですが、トルクメニスタンも結構並んでいたので、諦めて醗酵食堂でソフトクリームを食べました。
わたしはさっぱりしたものがよかったので糀みつレモンスカッシュを飲みました。
帰路につく
「もう並びたくない」と息子がいうので、リング東停留所から e Mover に乗ってリング西ターミナルまで乗って帰りました。「もうお土産買わない」と息子がいうので、夫に適当なお土産を見繕ってもらってその間に竹のベンチに座って待っていました。戻ってきた夫の手にはミャクミャクのぬいぐるみがありそれを見た息子は大喜びで機嫌を取り戻し、なんとかタクシー乗り場まで歩いてくれました。
タクシーでアミティ舞洲に寄り預けておいたトランクをピックアップして桜島まで乗りました。快速エキスポライナーは 1 時間に 1 本なので、トイレに行っても 25 分くらいの待ち時間が発生しました。ホームにベンチがなかったのでここでようやく折りたたみ椅子を広げ電車がくるまで待っていました。
帰りは新大阪で駅弁を買って新大阪発のこだまの自由席で帰ってきました。
まとめ
1 日目は 14 時頃の入場でサクサクと 9 パビリオン回れ、当日予約とか見ている暇がないくらいでした。 2 日目も同じように回れるだろうと思ったら大間違いでした。 2 日目は予約した 2 パビリオンとベトナム館にしかいけませんでした。日中の人の多さと日差しを舐めていましたね。逆をいうと 1 日目の夜に無理して息子がいきたいといっていたオランダ館にいけてよかったです。
空いているという平日でも人が多くてすごかったので、土日にいかなくてよかったです。あと日中は予約以外はほぼ見られないので、午後 3 時前後に入場し大阪に泊まるのがサクサクパビリオンを見られると思いました。なぜなら遠足の小中学生が帰り、人気パビリオンの夕方の自由入場に並び始める人が多いのとドローンショーを見る人がいるため他のパビリオンは空くのです。欲をいえば 1 日目に見たコモンズ A と夜の地球を 2 日目に回して、アメリカパビリオンにいくべきでした。まあ並ばせてもらえたかはわかりませんが。
e Mover に乗ったにも関わらず 1 日目は 20,232 歩、 2 日目は 13,782 歩も歩きました。息子は歩幅が狭いはずなのでもっと歩いているはずです。最後はグダグダになりましたが、よく 2 日間頑張って歩いてくれました。
ちなみに息子が絵日記の宿題があったので万博のことを書かせたら、一番楽しかったのが関西パビリオンの鳥取ブースの砂丘の砂で、あとトルコアイスも伸びておいしかったようです。