なにやら昨日行われたセンター試験の地理 B に水曜どうでしょうの「試験に出る石川県・富山県」で放送した部分が出題されたらしいですね。第 2 問の問 1 の地形図の問題です。
第 2 問
問 1 下線部 a に関して、ミキさんは境港市とその周辺の地形の様子を調べてみることにした。次の図 1 は、境港市を中心とした 20 万分の 1 地勢図(原寸、一部改変)である。図 1 から読み取れる地形の様子について説明した下の文章中の下線 (1) 〜 (4) のうちから、適切でないものを一つ選べ。
境港市が位置する弓ヶ浜半島は美保湾の沿岸流により発達した砂州であり、中海は (1)潟湖(ラグーン)である。中海に流れ込む飯梨川河口部には (2)三角州(デルタ)が発達しており、中海にある大根島は (3)陸繋島である。弓ヶ浜半島に相対する島根半島の北岸には (4)リアス式海岸が発達している。
H21 年度センター試験(本試験)問題 地理 B より引用。
この問題、どうバカの皆さんならもうおわかりですよね。正解は、
そう、 (3) の陸繋島です。
tvk では「試験に出る石川県・富山県」は 1 か月前に放送したばかりですから覚えている方も多いんじゃないでしょうか? 「潟湖、砂州、砂嘴、陸繋島」このフレーズだけ頭に残っているでしょう。
砂浜海岸体操
・両手を腰に当てて潟湖(せきこ)
・手をまっすぐ伸ばして砂州(さす)
・手首を曲げて砂嘴(さし)
・みんな繋がって陸繋島(りくけいとう)
ちなみに、 (1) の潟湖は砂浜海岸体操そのままですし、 (2) の三角州は「試験に出るどうでしょう」第 2 夜で滋賀県から静岡への移動の途中の濃尾平野あたりを高速で走っているときに出てきたと思います。語呂の「名古屋 章、木曽し長良揖斐 (なごや あきら、くそしながらいびる)」の方が記憶に残ってるかもしれませんが、あのあたりの地形も三角州でしたよね。番組では「輪中集落」をクローズアップしていましたが。 (3) の陸繋島は「砂州が成長して対岸にあった島に繋がったもの」ですから、間違ってますね。 (4) のリアス式海岸は「試験に出るどうでしょう」の第 1 問目、中学入試の 10 で大泉さんが回答されてます。
こうやって見ていくとあなどれない水曜どうでしょうの「試験に出るどうでしょう」シリーズ。どうでしょうを見ていれば、センター試験の 1 問は解けしまうのですよ。
ちなみにわたくしあさこんは、理系なのに世界史 B を選択してしまった大馬鹿ものです。なにも勉強せずに(地理 B を受けている友達を待っている間の暇つぶしに)受験した現代社会 B と同じ点数だったという悲惨な思い出があります。現代社会を勉強していれば、って十数年前の後悔です。