F1 モナコ GP 、すごかったですね。完走が 14 台の波乱な展開でした。バタバタしてて感想を書くのが遅くなってしまいました。
モナコ GP 、いろいろと書くことがありすぎるのだけれど、やっぱり書いておくべきは、ロズベルグとハミルトンの仲ですね。モナコ前だったかにハミルトンが自分の方がハングリーだといって、ロズベルグを批判しました。それでロズベルグに火がついたのか、予選で攻めすぎてコースアウトし、イエローフラッグが出て後続のマシンはタイムを出すことができませんでした。その中にハミルトンも含まれていて、ロズベルグがポール・ポジション、ハミルトンが 2 番手に終わりました。
そして決勝は、追い抜きができないモンテカルロ市街地コースで、セーフティーカーが 2 回入ったりしたけれど、ロズベルグのポール・トゥ・ウィンで幕を閉じました。表彰式でもハミルトンはロズベルグに対して一定の距離を取ってまったく挨拶もしませんでした。ああ、このピリピリ感がぞくぞくします。今年はロズベルグかハミルトンのどちらかがワールド・チャンピオンになるのはほぼ決まっているわけですからしかたがないわけですが。
前回のスペイン GP でハミルトンがポイント・リーダーになりましたが、今回ロズベルグが優勝したことで、ロズベルグがポイント・リーダーを取り返しました。メルセデス一強なので、こんなふうにシーソーゲームが続いてくれれば、今シーズンはおもしろくなりそうです。
あとマルシャのビアンキがなんと 9 位に入賞して、新興チーム初となるポイントを獲得しました。未だノーポイントのザウバーを抜いてコンストラクターズ 9 位に浮上。ビアンキはスタートの際に本来の位置より前にマシンを止めたため、ピットで 5 秒停止の罰則を受けました。それを消化しなかったので、 8 位でフィニッシュしたのですが 5 秒加算されて 9 位となっています。ビアンキなんでペナルティーを消化しないんだ? とレース中に思っていましたが、 5 秒ストップのペナルティーはピットに入ることがあれば、ついでに 5 秒停止しろ、ということみたいです。ピットストップする必要がない場合は今回のようにレース後加算という処理になるようです。ビアンキはセイフティーカーが出動中にピットストップしたので、それではペナルティーを消化したことにはならないようです。
あとはライコネンが表彰台に乗れそうだったのに、 2 回目のセーフティーカーが導入時にマルシャのチルトンに追突されて、タイヤ交換を余儀なくされ、 12 位に終わりました。せっかく 3 位を走行していて、表彰台が見えていたのに残念です。
そして小林可夢偉も 13 位に終わりました。普段のレースだったら、 13 位はかなりよいのだけれど、もっと前にいけそうだっただけに残念です。途中までは入賞したビアンキの前を走っていいて、ポイント間近って思っていました。しかしセイフティーカー明けに可夢偉がライコネンを前にいかせた隙にビアンキが強引に可夢偉をオーバーテイクして、その際に可夢偉のマシンは傷ついてまともに走れる状態じゃなくなってしまったのです。それで 13 位でレーズを終えました。ライバルのマルシャが 9 位を獲得したので、 9 位以上を取らないとコンストラクターズで 10 位にはなれません。結構厳しいですしね。このあと控えているレースで荒れるグランプリといえばカナダくらいでしょうか。