F1 モナコ GP 観ました。雨はちょっとしか降らなかったけれど雨に翻弄されたレースでしたね。
予選ではシューマッハが 1 位。でもスペイン GP でのペナルティで 5 グリット降格。スペイン GP で優勝したマルドナードは予選 9 位だけれど、フリー走行時のペレスとの接触で 10 グリッド降格+ギアボックス交換でさらに 5 グリッド降格で最後尾スタート。
スタートはグロージャンが出遅れ。アロンソに寄っていくも逆側のシューマッハが気になってラインを変えたら接触。横になって進路を塞いだところに可夢偉。避けたつもりが右リアが引っかかっておもいっきりジャンプ。そのままバトンに突進。なんとかクラッシュは避けたものの、ダメージは大きく 1 度ピットストップしてパーツ交換したもののタイムが上がらずリタイア。可夢偉 1 周目でモナコのレースが終わる。
そんな混乱を乗り越えた上位陣、予選のタイムを残さなかったベッテル以外全員スーパーソフトタイヤでスタート。 28 周目くらいに雨が降るかもって予報が出てて、雨が降るならタイヤ交換をそれに合わせたいって各車思って、スーパーソフトタイヤで粘る。でも結局雨が降るより先にタイヤがダレて我慢できずにロズベルグが 28 周でピットストップ。それを機にウェバー、ハミルトンって上位陣がタイヤ交換。でもロータスとザウバーは雨が降る方にかけたみたいでステイ。ライコネンとかタイヤずるずるでシューマッハの猛追をこらえるけれど、雨は振らずいつの間にかポイント圏外に。ロータスの作戦ってなんか外れるよね。優勝もできたレースもあったろうに。アロンソはタイヤを温存していたのか、ピットストップ前の周回でプッシュして、タイヤ交換後の熱が入りにくいソフトタイヤのハミルトンをパス。
そんな中ソフトタイヤでスタートしたベッテルは他のマシーンが 1 回目のピットストップを終えた時点で 1 位に立つ。初めからワンストップ作戦だったんだと思う。雨が振るかも、っていう情報で他のマシーンがスーパーソフトで粘ったのがベッテルには有利にはたらいた。 9 番手スタートから 4 位でフィニッシュ。
レース結果はウェバーがポール・トゥ・ウィン。 2 位ロズベルグ、 3 位アロンソ。初めのクラッシュの影響かリタイアが多くて完走は 16 台。雨が振るかも、くらいまではおもしろかったけれど、路面が濡れるほど雨は降らず、後半はワンストップを成功させるためタイヤ温存しないろいけないから隊列になってのレースでいまいちだったなぁ。まあ、だからいつもはクローズアップされないような、ペレスとコバライネンとかの後ろの方のバトルとかが国際映像に載ったんだけれど。コバライネンといえばスーパーソフトで勝負しにきたバトンを中盤かなり押さえてましたね。さすがに抜かさせない技術はピカイチだ。そしてサーキットもモンテカルロだしね。
次はカナダ GP 。開幕から 6 戦。全部勝者が違うのもすごい。カナダはライコネンあたりに優勝してほしい。