R30 放送の影響か「ミスター 鈴木貴之」とか「水曜どうでしょう 鈴木貴之」とかで検索にいらっしゃる方がいるよう。「鈴木」さんじゃなくて「鈴井」さんだから! と声を大にしていいたい。でもミスターに興味を持ってくれたのはうれしい。
R30 は素直によいできだったと思う。今までの東京の大泉さんの番組は正直がんばりすぎなところが目についたり、カラ回ってたりというところが否めなかったんだけれど、自然体で大泉洋のいいところが全面に出ていたと思う。 20 点ではなく 100 点の編集だったと思うよ。
大泉洋の原点である「水曜どうでしょう」について TBS であるにもかかわらず大きくとりあげてくれたのもうれしい。(参考映像はすべて DVD になった企画からだったけれど。)
でも、中央のバラエティーで要領を得てくるとそれはつまり大泉洋の魅力を失いかけてきていることにはならないんだろうか。たぶん「水曜どうでしょう」の魅力は中央ではあり得なかったテンポの笑いであり、それは今のテレビに飽きてしまった人たちがたどり着いた答えなんだと思う。器用な洋ちゃんは中央の流れに乗れるんだろうけれど(番組中でもいってたね。カメラさんが「はい、オチ」って振ってくるって)そういう決まりきったパターンからはもうおもしろいものは生まれないんだと思う。ドラバラの副音声で盛んに中央のドラマ作りとの違いを述べて、あり得ない、みたいなことをいっていたけれど、そのあり得なさ、が視聴者に受けてるんだし、中央のやり方に染まっていくのなら大泉洋である意味は薄れてくるような気がするんだけどどうなんだろう。そんな天の邪鬼な感想を抱いたのはわたしだけかもしれない。
あと思う 1 つ、気になったのは国分太一の司会。あの人って司会向きの性格じゃないよね。どっちかといったらボケ担当だと思うんだけれど、どうなんだろう。番組中でもところどころとんちんかんなコメントしてたし。司会業をやってるのは事務所の方針なんだろうか? 他の番組でも司会しているよね。不思議だ。