週末実家に帰ってて観ていなかった F1 ヨーロッパ GP を録画で観ました。 RSS で決勝の表彰台の結果のみ知ってしまっていたのだけれどすごく楽しめた! 予選を見終わって、わたしが知っている決勝のリザルトとのあまりの違いにびっくりした。荒れないバレンシアでいったい何が起こったのだろうと。
決勝を見始めて、予選 7 位からスタートで順位を上げ 4 位走行中の可夢偉を見て、いったい本当に何が起こったの! って思った。自己最高位でフィニッシュできそうな勢いだったのに! 結果論的にいえば、可夢偉は 1 度目のピットストップで 6.5 秒もかかってアロンソに前にいかれてなければ、ベルニュに当てられることもなかったろうし、そうしたらセナにも当てられなかったなぁ、と。そうしたら、もしかしたら表彰台どころか優勝もあったかもしれないのに! 全部たらればだけれど。 1 回目のビットストップが今回のすべてだったんだね。残念だわ。ついてないわ、可夢偉。
やっぱりここバレンシアの主役はアロンソ! 母国グランプリで優勝決めるところがやっぱりすごい。予選 Q2 落ちしたときはダメだな、と思ったけれど、第 1 スティントでライバルたちのタイヤがヘタってきたときに着実に順位をあげ、ピットストップで可夢偉の前に出て、イエローフラッグ後のベッテルのスローダウンでトップに立つ。すごいな、アロンソ。優勝してほしいところで優勝するこの力はいったいどこから出てくるんだろう。
そしてレースも終盤になったのにまだわたしが知っているトップ 3 のメンバーじゃない。まだ何が起きるのかよ、って見てたら、 3 位走行中のライコネンがリヤタイヤがズルズルになったハミルトンをオーバーテイク。これは見ててヒヤヒヤした。このときシューマッハは 7 位。どうやって這い上がってくるのかと思って見ていたら、なんとマルドナードが強引な追い越しでハミルトンをリタイヤに追い込む。そしてシューマッハは 3 位表彰台。
1 位アロンソ、 2 位ライコネン、 3 位シューマッハ、ってわたしが F1 見始めた頃のメンバーじゃん。そして全員フェラーリに乗ったことがあるワールドチャンピオン。(アロンソだけフェラーリでワールドチャンピオンをとったことがないけどね。)それにしても結果を知っててこれだけおもしろく見られたレースって珍しいんじゃないだろうか。まあ、おもしろかった要因はオーバーテイク時に予想できない動きをするドライバーが数人いるからなんだけれど。彼らがいなかったらただの行列レースだったと思うよ。具体的に名前を書いちゃうとウィリアムズのマルドナードとセナとトロロッソのベルニュの 3 人。この 3 人が後ろとか前とかにいたら注意した方がいい。競り合ったら高確率でリタイアだ。あと今回は何も起こさなかったけれどロータスのグロージャンも要注意人物だ。