Mac mini を Mojave から Sonoma にアップグレードして手動でメールの移行をしようとしましたが、ちょっと大変だったので、備忘録として残しておきます。今年 1 月のことです。
目次
メールデータのライブラリを直接移行して不具合が起きた
メールデータを直接移行しようとして以下のページを参考に Mojave のライブラリからデータを移していきました。
→しめは八ヶ岳に棲んでいます。: Mac の Mail データを手動で移行した話( macOS Monterey → Sonoma, Sierra → Mojave, Intel Mac)
→気まぐれなんでもブログ: Mac の『メール』アプリの関連ファイルのある場所|アカウントやルールをバックアップ・保存する方法
メールデータはきちんと移行できたのですが、メインで使っている Outlook.com のメールアドレスが POP 対応でなくなったため、 Microsoft Exchange でアカウントを登録し直さなければならないのですが、なぜか登録できません。
→ Outlook Blog : Keeping our Outlook Personal Email Users Safe: Reinforcing Our Commitment to Security
そこで Mail.app をデータ移行前に戻して、再度 Microsoft Exchange のアカウントを追加すると無事に表示されました。ということは、やはり OS のバージョンが離れすぎていてライブラリのファイルを直接移行するのでは不具合が起きるようです。
Mojave にてメールボックスに書き出し
しょうかないので、 Mojova にて メールボックスを書き出しして、 Sonoma にてメールボックスを読み込むことにしました。
データ容量が大きいので不要メールを削除し再構築
しかし書き出す前にディスクの使用容量を可視化する DaisyDisk というアプリで、 Mail.app のデータ使用容量を確認してみると 14.3 GB もありました。ほぼテキストデータなのに整理を怠っていたらこの容量です。
ということで、メールボックス書き出し前にいらないメールを削除することにしました。差出人で並べ替えて複数選択して削除すると早いです。ゴミ箱も空にし再構築しました。
もう一度 DaisyDisk で確認してみると、 13.7 GB まで減っていました。
メールボックスを書き出し
書き出すメールボックスを選び、右クリックより「メールボックスを書き出す…」を選択します。
ただこのメールボックスの書き出しは進捗状況がアプリ上で表示されないので書き出しが終わったかわからないのです。そこで、アクティビティモニタを開きメールの CPU 占有率を確認します。書き出し中は 6.4 % くらいでした。
書き出しが終わると 0 % になります。
Sonoma にてメールボックスを読み込む
すべてのメールボックスの書き出しが終わったら、再び Sonoma の Mail.app を起ち上げ、「ファイル」→「メールボックスを読み込む…」を選びます。
「 Apple Mail 」を選択し「続ける」をクリックします。
書き出したメールボックスを選択します。(複数選択できます。)
読み込みは進行状況がバーで表示されます。
「読み込み」という名前のフォルダに表示される趣旨が表示されます。
これですべてのメールが移行できました。 Mail.app のサイドバーの「この Mac 内」の「読み込み」に表示されます。ただすべて未読状態になってしまいます。
過去のことを調べる機会がありメールを検索してその結果を友人に教えたら、「 Mac 変えてもメール引き継いでるの?」とびっくりされました。そう電子メールを使い始めた頃のメールもダイレクトメールを除き保存してあります。