F1 ベルギー GP スパ・フランコルシャン。おもしろいレースでしたね。 F1 最長のコース、高低差のある地形、そして高地に位置していることによって起こされる天候の変化。これにつきるでしょう。
まず予選。 Q1 にて途中から雨が降り出し、可夢偉、デラロサとも同じコーナーで飛び出しリタイア。可夢偉は予選 18 位、デラロサは 9 基目のエンジン投入で降格、最後尾からのスタートとなる。
スタート、ポールのウェバーは失敗してかなり沈む。ここでトップに立ったのはハミルトン。直後に雨が降り出して、シケインでたくさんの車がコースオフ。そんな中、コースオフしたアロンソにバリチェロが激突。バリチェロ、通算 300 戦目をクラッシュでリタイア。
その後セイフティーカー導入。このタイミングで可夢偉ピットイン。誰もが淺溝のタイヤに交換すると思っていたら、なんと、ドライのハードに交換。これにはびっくり。晴れるって読んだのですね。
対照的にアロンソはセイフティーカー導入前に淺溝に履き替えた。しかし路面は乾いてゆき、すぐにドライタイヤに履き替えて猛追。
そして、着々と順位を上げてきたアロンソは可夢偉の後ろについた。ここから数周、アロンソと可夢偉のバトルが始まる。やっぱり可夢偉魅せるなぁ。ポイントを取るだけじゃなくて見せ場もつくる。ここがすごいと思う。やんちゃそうだけれど、走りはクールなのだ。
それに比べてベッテルってば、 16 周目にバトンをオーバーテイクしようとして挙動を乱して、バトンに激突。バトンをリタイアに追い込む。これでドライブスルーペナルティー。そしてさらにはまた接触して左リアタイヤのパンク。なんかベッテル、勝てない鬱憤がたまっているのか、クラッシャーだよ。レース中まで熱くなっちゃってる。 1 つ擁護すれば、車を雨用セッティングをしてしまったようで、バランスが悪すぎたのだ。
そして後半、雨が降り出して、全員タイヤ交換。そしてアロンソクラッシュ。
終わってみれば、ハミルトンがトップ独走。ウェバーは確実な走りで 2 位。 3 位にはクビサ。これでドライバーズポイントはハミルトンがトップ。バトン、アロンソ、ベッテルはノーポイント。着実にポイントを取ってるハミルトンとウェバーのどちらかが今年のチャンピオンなのかなぁ。