上海 GP 、今度こそはと可夢偉の完走を願ったのだけれど、 1 周目で巻き添えくってのクラッシュ。ああ、まだ 1 度もまともに走れていないのがかわいそうです。チームメイト、デ・ラ・ロサと仲良くテレビ観戦している姿が国際映像に流れちゃって。あーあ、って感じです。
F1 のマシンたちがアイルランドの火山灰の影響で上海からスペインに戻れないかもしれないことが問題になっているそうですが、どうなるんでしょうか?
話は戻って、上海 GP の感想。このレースも雨で天候を読む力とタイヤマネージメントが問われましたね。こういうレースでは(生まれ変わった)バトンに分があるようで、初めに雨が降り出してもタイヤ交換せずに走り続け、いいタイミングでタイヤを履き替え、 1 位を走り切った。彼はオーバーテークとかのバトルは苦手かもしれないけれど、コンディションを読んでどう対応したらいいかを判断するのと、タイヤをいたわる走りはずば抜けていると思う。そして、給油禁止のレギュレーションでレースがどう変わるかを予測して、勝てるマシーンを手にいれるためにマクラーレンに移籍した。 2009 年でバトンは一皮剥けた気がする。
そして印象に残っているのは抜かれまくるシューマッハ。ハミルトンに始まり、ベッテル、マッサ、さらにはルーキーのペテロフまでにオーバーテークされてしまうとは。もう、シューマッハの時代は終わったんだよ、といいたいんだけれど、チームはシャーシに問題があるといい、シャーシを交換するらしい。アイルランド火山の影響を受けなければいいけれど。方やチームメイトのニコ・ロズベルグは 2 戦連続の表彰台で、ドライバーズポイント 2 位でヨーロッパラウンドに向かう。今のメルセデスのマシーンは表彰台の真ん中を狙えるマシーンではないけれど、表彰台には乗れるマシーンなのだ。それなのに、中盤に沈んでしまっているシューマッハ。シューマッハびいきの右京さんにも「らしくない」といわれてしまうのだ。
最後にペテロフ。チェッカー手前の何周かで他のドライバーたちがタイヤがグリップせずに苦しんでいたところ、そんな様子も見せずにシューマッハをオーバーテイク。タイヤマネージメントもできる楽しみな新人さんがでてきましたね。
さて、次はスペイン GP 。 F1 速報の順位予想には天気予報が欠かせないと悟ったあさこんでした。(雨が降らなかったら、車の隊列にならないことを祈るばかり。)