昨日同窓会に出かけ疲れている姉に代わって夕食をつくることになった。包丁持つの何ヶ月ぶりだろう。そんなことはさておき、わたしがご飯をつくるとなったら、これしかない。『銀のエンゼル』舞台挨拶チケット先売りの時、遥々 MOVIX 清水から 2 食分だと思い込み 4 食分買ってきた「本日のスープカレーのスープ」を使ってスープカレーをつくることである。
さっそく昼間足りない材料を買いに出かける。レシピは決めている。同封のアイディアレシピを見るまでもなく、箱裏に書いてあるチキンカレーに決定である。初心者は初心者らしく提示されてた一番無難なものを食べるべきなのである。
材料で足りなかったのは、チキンレッグ、ピーマン、ナスであった。やっかいだったのはチキンレッグ。これがなかなか売ってない。 1 件目のスーパーでは鶏はもも、胸、手羽先の 3 種類。次のスーパーも前の 3 つプラス手羽元。 3 件目、 4 件目と遠くのスーパーまで足を伸ばすが売っていない。クリスマス前でもない限りこんなド田舎でチキンレッグなんてシャレた物は手に入らないらしい。あきらめて、チキンレッグに一番似ていると思われる手羽元を購入。チキンレッグならぬチキンアームか? と思ったけれど、手羽元は英語で wing stick というらしい。
6 時半、お腹が減ったという姉にせかされて料理開始。なるべくレシピに忠実に手を抜かないようにつくる。まず野菜を見栄えを考えながら、適当な大きさに切る。油を引き手羽元を焼く。電子レンジで野菜を柔らかくなるまで加熱。ご飯もレンジで温め直さなければならなかったので、本日のスープカレーのスープは湯煎で温めることにする。誤算だったのは手羽元を焼くのに思った以上時間がかかって最後は電子レンジでチンしてしまったこと。写真を撮るので盛りつけに凝っていたら、早くしろと姉から催促が入る。
できあがったのが右の写真。
具材の量が多すぎて主役のスープが埋もれて見えない……。そんなこともある。そして、待ちきれない姉はわたしが写真撮影をしている間にパクつき始めようとする。
「どうやって食べるの?」と姉。確かにそうだ。写真写り&見栄えにこだわりすぎて 1 つ 1 つの具材がやけにでかい。そして、箱裏に書いてあるスープカレーの食べ方「ご飯をスプーンですくい、一口ずつスープにくぐらせてから口に運ぶ」も具材が大量なのでスープが露出していないからできないのである。大誤算だ。とりあえず上に乗っている具材を片づけてからスープへと突き進む。
やっとスープに辿り着いたころ、ご飯をスープにくぐらせて口に運ぶ姉。 2 口目、 3 口目、、、「辛い!」
どうやら、姉は辛い物が苦手だったようだ。確かに彼女のつくるカレーはお子様向け並みに甘い。あんなにお腹が空いたといっていたにもかかわらず、姉は 3 口でギブアップ。完全にスープカレーのスープに KO 負けである。
ちなみにわたしは、同封の小袋入りスパイスもかけておいしくいただいた。カレーに関してはいくら辛くても大丈夫、という不思議な体質の持ち主なのである。しかし、やられたのはその量。明らかに皿からあふれんばかりの具材たちにお腹もいっぱい。食べ過ぎでゲップも出るくらい。あえて勝敗をつけるなら、その量に引き分けといったところだろうか。
【反省】
具材はもっと少なく。チキンレッグにこだわりすぎて、骨付きの手羽元を買ってきたが、普通のもも肉の方が数倍食べやすい。そしてスープカレーのスープはもっと温めよう。
問題は手元にあと 2 人前残ったスープカレーのスープと姉が残したスープカレーである。 1 回試しにと思って 2 パックで 2 人前買ってきたつもりが、 1 人で 4 食分食べることになりそうである。これなら、玄人の納豆まで手が出せそうだ。楽しみが増えた。