トイレのうず

壁についているアンテナからのテレビ電波のコンセントを地デジと BS デジタル対応にするため、同軸直付けから F 栓タイプに変更してみました。

まず、つまずいたのが壁にあるはずのアンテナ端子が見つからない。今回変更しようと思っているのは 1 階の通称「本の部屋」。ラックが置かれていて、所狭しと本が置いてある部屋です。あると聞いていた場所の本をどかしてみますが、端子が見あたらない。困った。仕事中のダンナにメールを打ち、聞いて見るも、わたしが探していた場所をしていしてくる。そして、もう一度よく見ると、ありました。ラックの支柱の陰になってわかりませんでした。普通こんな隅につけるか、コンセント類を。まあ、家自体の作りがあり得ないのオンパレードなので、これくらいじゃ驚きませんが。

ラックに隠れた壁付きアンテナ端子

結局全ての本をどかして、ラックの場所を移動して状況確認。同軸ケーブルが壁の穴から直接出てる! これはダンナが挑戦しようとして投げ出した状態ですな。元のコンセントカバーがないのは痛い。あれば部材を節約できるんだけれど。

作業途中で放置されたアンテナ端子

家中を探し回ってありました。取り外した壁つきコンセントカバーが。なぜか 2 つ。

元ついていたアンテナ端子のカバー

ちなみに、元はこんな状態だったと思います。(キッチンの同軸直付けの壁付きアンテナ端子。)

同軸直付けの壁付きアンテナ端子

買ってきたのは、日本アンテナのテレビコンセント。 YAMADA 電機で 1260 円でした。 Amazon とかのほうが安いけれど、こういうのは実際に見てみないと自分が求めているものかわからない。今回は、通電型で壁内接続も F 型接栓のものを選びました。 BS デジタルも受信するならこのタイプになると思います。(※ BS アンテナに電源を供給する場合のみ通電型を選択。給電しない場合や集合住宅の場合は普通のタイプを選択。) F 型コネクター 5C 用は以前購入したものを流用。

テレビコンセントと F 型コネクタ

まずは壁から出ているアンテナからの同軸ケーブルを加工。こんな感じ。

壁からの同軸ケーブルを加工

はじめにかしめ用リングを通して、 F 型接栓を同軸ケーブルに差し込みます。屋外に露出しているコードとかだと外被が固くなっており接栓を差し込むだけでも大変なのですが、屋内ならば古くても大丈夫です。

同軸ケーブルに F 接栓を差し込む

かしめ用リングを F 栓の根元の位置でペンチを使ってかしめます。壁側の作業はこれでおしまい。

かしめ用リングを根元でかしめる

次に取り付け枠にテレビコンセントを取り付けます。元ついていたものを外し取り付けるのはちょっぴり大変でした。マイナスドライバーで枠の金属を変形させなくてはなりません。たぶん現在ものならばそういったことはないのでしょうが。

取り付け枠にテレビコンセントを取り付ける

ここまでできればあとはドライバーのみの作業です。壁から出ている同軸ケーブルの F 栓をアンテナコネクタの入力側に取り付けます。手で回せば大丈夫。心配ならペンチを使って締めてもいいでしょう。

テレビコンセントの入力側に壁からの同軸ケーブルを接続

壁のネジ穴の位置を確かめ取り付け枠をネジで留めます。アンテナコンセントだけならば、垂直にさえついていればいいのだけれど、下にコンセントがあるので、左右に位置も調節しました。ここで曲がっていると見栄えが悪いので慎重に。まあ、うちの場合はラックで隠れてしまうんですがね。

取り付け枠を壁のボックスにネジ留め

コンセントカバーをネジで取り付けます。古い家なのでネジでしたが、最近のはプラスチックの枠をネジで取り付け上からプラスチックのカバーをツメではめる仕様になっています。できあがりはこんな感じ。

テレビコンセントに変更できあがり

使った工具は以下のとおり。ハサミ、プラスドライバ、マイナスドライバ、ペンチ。アンテナ線の加工はわたしはハサミを使っているのだけれど、カッターとかニッパーとかでやるほうが普通だと思います。

使った工具

これで、 ML115 を録画機サーバーにする下準備が整いました。本当は F1 に行く前にやって、ハイビジョンで録画したかったんだけれどね。体調が追いつきませんでした。

関連記事

アンテナ配線
アンテナ・地デジ
thumbnail
強風アンテナずれる
アンテナ・地デジ
thumbnail
アンテナ??
アンテナ・地デジ
巨大スタック
アンテナつきました!
アンテナ・地デジ
thumbnail
屋根に登ってアンテナ点検
アンテナ・地デジ
アンテナ滑り止めゴムをつけ目張り
またまたアンテナ微調整
アンテナ・地デジ
thumbnail

コメント (10)

  • ぴきゅー

    大変参考になりました。私も挑戦してみます。

  • あさこん

    ◇ぴきゅーさん◇
    はじめまして。
    参考になれば何よりです。
    ただ今回はアンテナコンセントに通電のものを選択しましたが、
    もしかしたら通電しないものでないと正常に動作しないかもしれません。

  • 匿名

    壁内配線が 5C-2V 「銅網線被覆ケーブル( V ケーブル)」だと BS は無理かも…

    BS 信号を送電する為には S-5C-FB 等の「アルミ箔被服ケーブル( B ケーブル)」を敷設する必要が在る筈です。

  • あさこん

    ◇匿名さん◇
    コメントありがとうございます。
    BS/CS 受信のための推奨のコードは S-5C-FB ですが、
    昔の 5C-2V でも非推奨ですが受信できます。
    (事実、問題なく映っていまし…。)
    アンテナ線を引き回し直すのは試して映らなかった時でも
    いいのではないでしょうか?
    映らない原因はケーブルよりブースターや分配器が
    対応していない場合が多いようです。
    ちなみにフィーダー線は地デジも受信できないようです。

  • akimatgogo

    まさに探していた方法でした。
    参考にし、かんばってチャレンジしてみます

  • あさこん

    ◇ akimatgogo さん◇
    コメントありがとうございます!
    同軸ケーブルの加工のところが慣れないと
    難しいかもしれませんが、挑戦してみてください!

  • 校庭ペンギン

    この記事を参考にして自分で挑戦してみたら出来ました。ありがとうございました!

  • あさこん

    ◇校庭ペンギンさん◇
    コメントありがとうございます。
    無事にコネクタの交換ができたようでよかったです!

  • shiremono

    こちらの記事を参考に部品を新しくしました。
    不器用なのですがうまくいきました。
    ありがとうございました。

    テレビコンセント(日本アンテナ SRU-7P-SP )
    かんたんF型コネクター(日本アンテナ F-5S-SP )
    テレビ接続ケーブル(日本アンテナ 4FB10GLL(H) )

  • あさこん

    ◇ shiremono さん◇
    コメントありがとうございます。
    F 栓でかしめリングが必要ない商品があるのですね。
    はじめて知りました。
    アンテナコンセントが古いとちょっと不便ですよね。
    無事に交換できたようでよかったですね。

コメントを書く