F1 イタリア GP でベッテルがポールからスタートでクルージングというベッテルの圧勝のスタイルで、特に見どころもなく、今シーズンはもうベッテルのワールド・チャンピオンで決まりかなぁ、なんて思っていたところに、ライコネンが 2014 年にフェラーリに移籍するニュースが飛び込んできました。
ライコネンは 2007 年にフェラーリに移籍してワールド・チャンピオンを獲って、その次の年はマッサのワールド・チャンピオン獲得のサポートを、そして 2009 年はレギュレーションが大きく変更になって、ダメダメなフェラーリ・マシンでスパにて優勝。勝てないフェラーリに怒って会長が契約が残っているにも関わらず、ライコネンを放出しアロンソを起用。その後 2 年 F1 から離れたライコネンだったけれど、 2012 年にロータスから復帰して、 2012 年は中国 GP 以外は全部ポイントを獲ってくるという安定した走りを見たフェラーリの会長は、マッサの代わりにライコネンを加入させることにしたというわけです。
現在所属しているロータスでも、ポイントボーナスが払えないなんていうウワサも聞くし、ライコネンのサラリーを払えるチームは実質レッドブルかフェラーリしかないよね。レッドブルは一足先にウェバーの公認にリカルドを指名。そしてライコネンはフェラーリ移籍となったわけです。
アロンソがイタリア GP で機嫌が悪かった理由がわかりましたね。フェラーリ会長がアロンソでは満足できていないという現状にイライラしていたのですね。アロンソは現役最強のドライバーで、ライコネンは現役最速のドライバーだと思います。何より 2 人共なんとかポイントを獲ってくる安定感が魅力的です。この 2 人を揃えといて勝てなかったらもう笑っちゃいますね。フェラーリはドライバーが悪いんじゃなくてマシーンに問題があるって早く認識した方がいいと思うのですけれど。でも 2014 年から大幅にレギュレーションが変更になるからまたフェラーリ浮上の目もあるのかしら。テストドライバーでデ・ラ・ロサさんも風洞で走ってるし、きっと 2014 年のマシーンは速いに違いない……? レッドブル 1 強ではちょっと物足りないですよね。