朝、というか昼起きたら WBC が盛り上がっていた。ちょうど、 2-1 の均衡が破られたあたりで、遅い朝食後、柄にもなく野球観戦。ミーハーな母は初回から見ていたようで、経過を簡単に説明してくれる。
8 回裏、岩隈の投球数が 90 球を越えて制球が乱れたところでピッチャーを杉内に交代。このとき 3-2 。 9 回裏、韓国がピンチヒッターを使ってくると知ると否や、少しだけ投げた杉内を引っ込めてダルビッシュに交代。この交代は誰が見ても原監督失策だったと思う。ダルビッシュは先発投手でエンジンがかかるまで時間がかかる。しかも優勝がかかるこの試合、肝っ玉が小さいダルビッシュがマウンドを守れるわけがない。「松坂が日本のメジャーリーガーを代表するピッチャーであるならば、ダルビッシュは日本を代表する投手だ」といったそうだけれど、それを有言実行にしたくてダルビッシュをマウンドに上げたとしたら、やはりそれは失策だ。
わたしは野球には詳しくないけれど、 9 回裏も杉内でよかったんじゃないかと思う。無難に押さえて終わったと思う。まあ、そうしたら、 2 アウトからのセンター前イチローのタイムリーヒットでのドラマは生まれなかったけれどね。
本当にピッチャーがダルビッシュに変わってからは、冷や冷やして見てられなかったよ。ダルビッシュは先発投手。押さえじゃない。これは素人でもわかることだ。昨日のアメリカ戦でダルビッシュが失投しなかったのは味方の大量リードがあったからだ。 1 点を守りきれる投手ではない。 10 回裏では見方の 2 点リードをもらってようやく落ち着いたダルビッシュ。最後は三振で締めてくれた。
しかし MVP が松坂っていうのは納得いかない。 MVP は韓国打線を抑えた岩隈に個人的にはあげたい。でも、岩隈にあげてしまったら、今、アジアの野球が強いことを認めてしまう。アメリカの野球の威信をかけて始めた WBC だから、アメリカを押さえたメジャーリーガーの松坂が MVP でなくてはならないんだ。 MVP もらった松坂に負けたなら、と納得できる、と。
さてさて、 3 年後はあるんでしょうか。また、アメリカが勝てるようにルールとか変えてくるんでしょうか。
以上ミーハーの子はミーハーだったあさこんでした。