今年の 3 月にドライブレコーダーを購入しました。購入したのは VICO-DS2 というもので台湾製。台湾の PChome 全球というサイトから個人輸入しました。価格は購入当時で 5,883 台湾ドル。 PayPal 支払いで 17,102 円でした。(レートが高い時に購入してしまった。)
目次
VICO-DS2 を買うに至るまで
購入動機は自動車保険の更新にあたり安い通販型に乗り換えたのだけれど事故対応が心配だったから。サイトのクチコミ等を総合すると、文句をいっている人は 2 パターンに分類できる。 1 つは保険の内容を理解していなくて対象外になったことに文句をいっている人。もう 1 つは揉めた場合の交渉力に欠けるということ。人件費を切り詰めているから仕方がないことなのかもしれない。なので、なるべく見える形の証拠を残しておこう、ということでドライブレコーダーの購入に至ったのです。
VICO-DS2 に決めたのは下記の点が主な理由です。
- 120 度の広角であること
- フルハイビジョンで回りの車のナンバーが読めること
- 安定動作すること
- リチウム電池が使われていなくて夏に強そう
- 自動で録画を開始すること
- 記録されるファイルの継ぎ目にコマ落ちがないこと(俗にいう mini 病が起きないこと)
懸念点はフルハイビジョンで撮影したときフレームレートが 30 fps なので 60 Hz の静岡の富士川以西では LED の信号の点滅と同期して真っ黒に映る可能性があること。信号映らなかったら意味ないじゃん、って思いつつも、ドライブレコーダー創成期なため日本の LED の信号点滅に対応した品物でこれといったものがなかったのです。
あと迷ったのは GPS つきにするかどうか。ドライブが趣味な人は GPS 付きのドラレコで録画した映像と位置情報を後からパソコンで見て楽しめるのだと思います。わたしには GPS がついているメリットは衛星から時刻を受信して、ドライブレコーダーの時刻を自動補正してくれることくらいしか思い当たらなかったです。でも車に乗るのが 2 週間に 1 度とか、ひどいときは 1 か月乗らなかったりするわたしにとっては内部時計の修正は実は重要かもしれないと思い、最後まで GPS つきの同じく台湾製の PAPAGO P2 と迷いました。最終的には台湾語の VICO-DS2 の公式ページに内部時計の保持は「 30 天」( 30 日)と書かれていたのでそれを信じて購入しました。( VICO-DS2 は電池ではなくキャパシタで時計を維持するみたい。)
VICO-DS2 到着から取り付け
注文から 3 日ほどで台湾から EMS で到着。内容物は本体、保証書、説明書(台湾語)、 DVD-ROM 、シガーソケットからの電源ケーブル、吸盤型と粘着型の取付け器、 USB ケーブル、コンポジット出力ケーブル。
シガーソケットからの電源ケーブルは本体側は Mini USB です。 5V-1A の直流なら動くのでは? と思って iPhone 充電用に購入したバッテリーケースに eneloop を入れたものを接続したら見事に起動しました。
→ iPhone 4S を単三 eneloop で充電する
しかし自動録画は働きません。どうやら純正の電源ケーブルでないと自動録画は働かないようです。 VICO-DS1 はケーブルの途中に電圧変換回路がついていたのでそれを残してカットすれば、シガーからでなくヒューズボックスから直で電源が取れるようなのですが、 VICO-DS2 ではその部分がシガーソケット内部に納められたためヒューズボックスから電源を取ることは難しくなったようです。
記録用の 32 GB の SDHC カードを別途購入。過酷な環境での使用になるので東芝製の SDHC カード 32GB Class10 を選択。 32GB で 450 分記録できます。容量がなくなると古いファイルをから順に自動的に削除するようです。
実際に取り付けたところ。吸盤型だと邪魔だしすごく目立つ。試し撮りにはいいかもしれない。
粘着型だとルームミラーの後ろに隠れる感じで良い感じ。
購入して半年。一夏超えたけれど VICO-DS2 は過酷な屋根なし露天駐車でも元気に動いてくれました。時計の保持は初回に動作して 28 日くらい放置していたら時計がリセットされていましたが、その後は時計がリセットされるようなこともありません。
またドライブレコーダーには GPS や FM の電波にノイズがのるものがありますが、この VICO-DS2 は GPS 、 FM ラジオ、 ETC に干渉なく使用できます。
操作は画面は初期状態は台湾語ですが英語にも変更することができます。日本語はありませんが設定するのは最初くらいなので特に不十分はしません。
VICO-DS2 の録画映像
実際の映像をアップしたのを載せておきます。車内の音声も記録されていますが、しょーもないことをしゃべっているので、 YouTube おすすめの音楽に置き換えました。
名古屋市内昼間。 LED の信号はゆっくり点滅していますね。あとイメージセンサーが CMOS なので信号待ちで車体の微振動で画面がゆらゆらしているように記録されます。これは設置でどうにか改善できそうですね。
名古屋市内夜間雨。夜も結構明るく撮れています。
ファームウェアは最新版の「 Vico-DS2 軟體版本 VB4 」です。
ファームウェアのアップ方法
ついでにファームウェアのアップデートの方法のメモ。
- 最新バージョンを公式の下記のページからダウンロード。
→ VicoVation 視連科:資源下載 - zip ファイルを解凍して「 sd_vico_ds2.bin 」を SD カードのルート直下に置く(フォルダ等に入れない)。
- SD カードを差して電源をいれたら自動録画になっている場合は録画を STOP ボタンで停止する。ジョグボタンの真ん中を押して再生モードに切り替える。
- 録画サムネイルが表示されている状態でジョグボタンの↑を押しながら REC ボタンを押す。
- これで「 Updating …」と表示されてアップデートが行われる。
現在 Amazon にて VICO-DS2 EZPack が購入できるようです。付属品がわたしが購入したものより少ないようです。具体的には USB ケーブルとコンポジット出力ケーブルが付属していないようですが使用には問題ないですね。
粘着式の取付器(ブラケット)も付属していないようです。吸盤式のブラケットでは視界の邪魔なのでこのセットは微妙ですね。
初期のパッケージに付属していた粘着式のブラケットは Beat-Sonic Q-Ban kit QBL6 と同じもののようです。別々に注文しなければなりませんが、吸盤式よりすっきりしますね。