昨日のいくつかの試行錯誤の結果、 CS の一部のチャンネルが映らないのは電波が強すぎるから、減衰させたら受信状態が改善されました。
→ CS が映らないときは電波が強すぎるのが原因のこともあるので減衰させてみるのも手
映らなかったチャンネルは ND-14 に収容されている以下の 3 チャンネルです。
2018 年 8 月 28 日にトランスポンダ移動があり、対象となるチャンネルが一部変更になりました。※印が今回変更となったチャンネルです。
ND-14 | ch227 :ザ・シネマ HD ※ ch293 :ファミリー劇場 HD ch310 :スーパー!ドラマ HD ch342 :ヒストリーチャンネル ※ |
ブースターの利得をさげ、 3 分配器を設置して減衰させたところ受信状態が改善しました。その過程でブースターに「入力 ATT 」というアッテネータ(減衰器)がついていることに気がつきました。それで今日はそのアッテネータを作動させてみて、受信状態がどう変わるか確かめてみたいと思います。本日は無料解放の日ではないため、画面は映らないのでアンテナレベルのみで検証したと思います。
ブースターのアッテネータを動作させる
アンテナ直下のブースターの「入力 ATT 」というつまみを「 -10 db 」の方へ動かします。わたしではブースターに手が届かないので、昨日に引き続き夫に作業してもらいました。これで 10 db 減衰したはずです。
アッテネータ動作後のアンテナレベル
昨日に引き続き、マスプロの DT400 にてアンテナレベルのチェックをしました。
なんと問題の ND-14 は 30 までレベルが回復しました! アッテネーターの威力はすごいですね。減衰させるために挟んだ 3 分配器はアッテネータ作動前に取り外しました。
トランスポンダ | 5/1 映らなかった時の受信レベル | 5/1 ブースターの利得を下げた後の受信レベル | 5/2 アッテネータ作動前の受信レベル | 5/2 アッテネータ動作後の受信レベル |
---|---|---|---|---|
ND-2 | 43 | 45 | 46 | 46 |
ND-4 | 46 | 48 | 49 | 49 |
ND-6 | 45 | 47 | 48 | 49 |
ND-8 | 42 | 45 | 45 | 46 |
ND-10 | 41 | 44 | 45 | 46 |
ND-12 | 33 | 38 | 41 | 45 |
ND-14 | 10 | 14 | 25 | 30 |
ND-16 | 34 | 41 | 43 | 44 |
ND-18 | 42 | 44 | 45 | 45 |
ND-20 | 42 | 46 | 47 | 48 |
ND-22 | 36 | 47 | 48 | 48 |
ND-24 | 39 | 47 | 48 | 48 |
「 5/1 ブースターの利得を下げた後の受信レベル」と「 5/2 アッテネータ作動前の受信レベル」は日にちが違うだけで同条件なので、全体的に昨日よりアンテナレベルがよいようです。(つまり今日 5/2 の方が電波が弱いということ。)しかしアッテネータ作動後は ND-14 とその周辺のトランスポンダにてアンテナレベルの改善が見られます。またそれ以外のトランスポンダではアッテネータ動作前後や日による受信条件の違いによって、アンテナレベルにそれほど影響が出ていないところがおもしろいところです。
テレビ本体のアンテナレベルも 41 と良好です。
以上の結果から今回の ND-14 の受信障害は電波状態がよすぎたためで、減衰させると映るようになるということがわかりました。コメントにて教えてくださった方に改めてお礼を申し上げます。電波って奥が深いですね。
ブースターにアッテネイターがついていない場合やいじるのが大変な場合は以下の減衰器を壁のコンセントとテレビの間に噛ませると同じ効果が得られます。