10 月 5 日からマイナンバーの通知カードが発送され始めたそうです。もうお手元に届いた方もいらっしゃるのでしょうか。マイナンバーは社会保障・税・災害対策の分野で当面利用されるようです。税金といえば確定申告で利用している e-tax もマイナンバーで変わるようなのです。どう変わるのか全然情報がないなぁ、と思っていた矢先に住基カードの公的個人認証サービスの電子証明書が失効するお知らせが届き、 e-tax やマイナンバーの案内の紙が数枚同封されていました。数枚の案内を総合して噛み砕くと以下のようになるようです。
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住基カードは廃止になる
e-tax するには電子証明書が必要でした。今までなら住基カードの IC チップに内蔵されていたものを利用していたのですが、それが今度からマイナンバーの個人番号カードの中に入ったものを利用することになるようです。個人番号カードは郵送で届く通知カードとは別物で、申請用紙を郵送し後日役所に取りにいくという手続きが必要のようです。住基カードは即日発行 OK でしたが、個人番号カードはできあがるのに時間がかかるようで、余裕を持って申請するように注意書きがありました。個人番号カードを受け取る際に住基カードは返納するようです。
ちなみに、住基カードの交付手続きは今年の 12 月 28 日までで、電子証明書の発行は 12 月 22 日まで可能だそうです。
マイナンバーの個人番号カードの申請はすぐに必要か
では e-tax をしている人はすぐに全員個人番号カードを申請しなければならないのか、というとそうでもないようです。
住基カード内の公的個人認証サービスの電子証明書の有効期限までは住基カードも e-tax で使えるようです。なので、有効期限が来年や再来年の人はマイナンバーの個人番号カードを今年申請する必要がないようです。
そして、再来年平成 29 年からは電子証明書と IC カードリーダーが不要の新たな認証方式が開始するようです。(現行の IC カードリーダーと電子証明書を使った方法も継続されるようです。)なので電子証明書の有効期限が十分にあり、今年分の確定申告を e-tax でできる環境にあれば、新たな認証方式がどのようなものかを発表されてから個人番号カードを申請しても大丈夫かもしれません。
マイナンバーの個人番号カード有効期限と発行手数料
マイナンバーの個人番号カードの有効期限は 20 歳以上なら 10 回目の誕生日まで有効です。( 20 歳未満は 5 回目の誕生日まで。)電子証明書は発行から 5 回目の誕生日までです。電子証明書を 1 回更新したら、個人番号カードの有効期限も同時に切れるように設定されています。住基カードのように、住基カードの有効期限が 10 年と電子証明書の有効期限が 3 年といったようにバラバラにはなっていないのが好感が持てます。
あと住基カードでは発行手数料が 1000 円、電子証明書の更新に 500 円かかっていたのに対し、マイナンバーの個人番号カードは電子証明書も含めて無料です。(再交付等は有料の予定。)
うちの場合どうするか
うちの場合どうするかですが、住基カードの電子証明書の有効期限が 3 月 5 日までです。これは以前、住基カードの電子証明書を 4 年分の e-tax にて利用できるようにわざと確定申告期間内に住基カードを申請しに行ったためです。
→ e-Tax 電子証明書を更新してきた
なので、 2016 年の 3 月 5 日までに確定申告を終わらせれば、マイナンバーの個人番号カードの申請をしなくてもいいことになります。 e-tax の新たな認証方式に期待しつつ、個人番号カードはすぐ申請しないことにしました。