体が亜鉛を欲してしたのか、カキが無性に食べたくなって生ガキを 1 パック堪能したら、見事にノロウィルスらしき胃腸風邪に感染してしまいました。
症状としてはカキを食べた次の日の夜に胸の上の方が張る感じ。そして下痢、嘔吐、首筋から冷や汗が出てきて、発熱( 38 ℃越え)といった感じです。とにかく、気持ちが悪いのです。
カキを食べたことはすっかり忘れていたので、常用薬とサプリメントかなにかの食べ合わせが悪かったんじゃないかと、翌朝いつもの病院へ向かったのですが、胃腸風邪ですね、といわれ点滴を受けて帰ってきました。ブドウ糖の点滴でしたが、だいぶ楽になりました。
ノロウィルスじゃないかと疑いを持ち始めたのは、ノロが流行ってるよ、っていう twitter でのやりとりから。それから、調べてみたらノロに当てはまりまくり。まずいってことで、ふらふらしながら対策をしました。
感染経路:ヒトからヒト
c. 感染者の糞便や嘔吐物から手指を介して感染。
d. 感染者の糞便や嘔吐物に排出されたウイルスが付着し、飛散した飛沫から感染。(飛沫感染或いは塵埃感染とも呼ばれる)
e. 感染者が十分に手を洗わず調理した食品を食べ感染。
ノロウィルスは空気感染は基本的にはしない。まれに「わずかな糞便や嘔吐物が乾燥した中に含まれているウイルス粒子が空気を介して(空気感染で)経口感染することもあると考えられている」。嘔吐物、便などを触れた手をよく洗わずに料理をすると 2 次感染する。消毒用のアルコールや逆性石鹸ではノロウィルスは死なない。嘔吐物、便などを除去したあとに塩素系の漂白剤を薄めたもので消毒するといいらしい。必ず手袋をして直接、嘔吐物、便などに触れないこと。
ということで、ゴム手袋して吐いた場所であるトイレの便器を塩素系漂白剤を染み込ませたキッチンペーパーで拭きました。飛び散ったかもしれないから床も。あとドアノブ、電気のスイッチ等。あとは、生ガキを食べた食器・料理器具類を塩素系漂白剤につけ置き。トイレのあと手を拭いた可能性のあるタオルは煮洗いした。(ノロウィルスは 85 ℃以上 1 分間以上の加熱で感染力を失うらしいので。)
困ったのはうちのトイレ。「トイレのうず」なんていうサイト名なのに、今住んでいる家にはなんと「トイレのうず」がないんです。そう前時代的なトイレ! いいや、便所だ!(これでもうちの実家より築年数が新しいっていうから驚きなんだけど!)
というわけで、うちでいちばん危ないのは「感染者の糞便や嘔吐物に排出されたウイルスが付着し、飛散した飛沫から感染」。といわけで、余った塩素系漂白剤の液をトイレに流し込んでやりましたよ。そして本日汲み取りがくるというので、昨晩、トイレの奥の方に張り付いた便という便をこそぎ落としてやりました。汲み取りの最後にバキューム残りがないようにバケツで水を流すのだけれど、そのときの水に塩素系漂白剤混ぜればよかった、と思ったけれど、後の祭り。
ちなみに、ノロウィルスに効く抗生物質は現在存在しないので、対処療法的にするしか方法はないらしいです。病院でもらった薬も、整腸剤と胃腸薬と吐き気止めです。下痢止めは飲んではダメ。出し切ることが大切みたいです。そして出した分、水分を摂らないと気持ちが悪くなります。体内と同じ比率でミネラルが含まれる水分を摂ると、ノロウィルスでやられた小腸から吸収されやすいらしいです。粉末のポカリスウェットがあったのでそれを飲んだのだけれど、甘すぎて余計気持ち悪くなったので、標準の 2 倍くらいに薄めてそこに岩塩(ミネラル)を足して飲みました。水分を摂らないと血液中のノロウィルス濃度が上がるのか、すごく吐き気がして気持ちが悪くなってくるので水分補給は必須です。
みなさん、生食可と書いてあっても生ガキには気をつけましょう。ちなみに、ダンナはカキが嫌いなので、わたし 1 人で 1 パック平らげたのであります。もちろんダンナの胃腸は元気。
*追記*
その後、そのときの血液検査の結果でわたしの症状はノロではないことが判明しました。 CRP 定量という値が振り切れており、体内で炎症が起こっているとのこと。ノロウィルスはウィルスなので炎症は起きないようです。食中毒かただの胃腸風邪だった模様。以上、事後報告でした。