PASMO が発売されて爆発的に売れて品切れになってしまっているのは関東圏にお住まいな方ならご存じだろうと思う。 PASMO 発売前は Suica の方が知名度もあるし、実績もあるし圧倒的有利だと思っていたのだけれど、蓋を開けてみたら 1 か月で 500 万枚。驚異的な売り上げを記録した。
なぜこれほどまでに PASMO が売れたのか。その要因は定期券にあるんじゃないかと思っている。 JR をまたがない場合、 Suica では定期券は買えない。今までの私鉄磁気式定期券と Suica を持っていた場合、乗り越ししたときは精算機に並ばなければならない。パスネットなら自動改札機に 2 枚差しできたのに、明らかに不便になったと思う。だから私鉄定期所有者が Pasmo に移行したと結果だと思う。
けれど Pasmo が万能なわけではない。提携していない私鉄を乗り継ぐ定期は Pasmo では発券できないのである。不便だ。
じゃあ PASMO だけ持っていればいいのか? そうもいかない。 Suica の発売元である JR 東日本は先日こんな発表をした。 JR 東日本の Suica 、 JR 東海の TOICA 、 JR 西日本の ICOCA での相互利用ができるようになるとか。新幹線にも Suica で乗れるようになるというのだ。でも PASMO では TOICA 圏や ICOCA 圏の電車には乗れないし、関西地方の私鉄が発行している PiTaPa の存在も気になる。
わたしは Suica と PASMO も持っていない。どっちを買ったらいいか正直わからないから、とりあえずパスネットでいいや、と思っている。 JR にはめったに乗らないから(笑)。