この 2 、 3 日不穏な状況を目にした。近所の家電量販店では、 PowerBookG4 の 15 インチが値下げで在庫処分になっているし、整備済み製品のコーナーには、 15 インチの PowerBookG4 が大量に放出されているよう。値段も 20 万を切っているし。これは PowerBookG4 生産終了に違いない。そんなことを思っているうちにいつの間にか Apple Store からも PowerBookG4 15 インチが消えた。 12 と 17 はまだ残っているけれど。
これは今買っておかないと、 PowerPC の 上位ノートはもう手に入らないかもしれないと思った。 Intel mac でもネイティブではなく Rosseta を使えば PPC のソフトは動かなくはないらしいが、もさっとした感じだったり、まともに動作しないものもあるよう。去年 MPEG2 の編集ソフトを山のように買い求めたのでそれが使えなくなるのは痛い。しかも、先日マレーシア旅行記を作ったときに、この mac でこれ以上ハードな作業はできないな、と感じたからだ。
ということで、 最終の PowerBookG4 を購入することに決めた。
購入方法は 3 つ。販売店で値下げしたものを買う。整備済み製品を買う。 Apple Store for Education で購入する。
しかし、 Apple Store から PowerBookG4 15.2 インチ 1.67GHz SuperDrive が消えてしまった今、最初 2 つの選択肢しか残っていない。去年さんざん修理に出したことを考えると、保証を充実させたい。しかし、 Apple Store でかうと延長保証は Apple Care になり、なんと 44,000 円もするのだ。近所の家電量販店で在庫処分しているのと変わらない値段。で、考えた結果、家電量販店で購入し、店の延長保証に入ることにして、夕方店に向かった。
店には、在庫 1 台と書いたまま、 PowerBookG4 15.2 インチ 1.67GHz SuperDrive の値札が下がっている。展示の前で見つめること 1 時間。ようやく 1 人店員さんが声をかけてきた。そんなに買う気がなしと見られていたんだろうか。内蔵しているメモリの 512MB が 1 枚のチップなのか、 256MB が 2 枚載っているのか聞いてみた。どうやら、 15 インチは、 512MB が 1 枚らしい。店員さんと話しているとメモリも買う話になり、 1GB のメモリの値段を調べにいってくれた。すると、 29,000 円だそう。ちょっと高いな。と思って、渋ること 10 分。なんと、本体とメモリをセットで買うなら、と値引きしてくれることになった。提示された金額は 25 万ちょうど。 PowerBookG4 15.2 インチ 1.67GHz SuperDrive の定価は 244,800 円だったので、定価で買ってプラス 5,000 円で 1GB のメモリが付いてきたら御の字だと思って購入を決定した。安さを求めたら、別にネット通販でパルクメモリを買った方が安いとは思うけれど、安心にはかえられないという結論に達した。安さを求めるなら、整備済み製品を購入してただろうしね。
ということで買ってきた PowerBookG4 。今まで使ってた PowerBookG4 Titanium と並べてみたけど、外見は思ったほど変わらず、新しいのを買ったぞ、という気にいまいちなれない。写真の手前が新しい Aluminum の PowerBookG4 で奥が古い Titanium の PowerBookG4 。
さっそく起動をして、 Tiger の新機能で古い Mac からデータを移してみた。初期設定とかも移動できるし、ソフトをいちいち一から入れ直さなくていいのがらくちん。でもパーテーションを切り直そうとおもっているから、もう一度、同じことをすることになるけれど。
そして、起動してみてびっくり。画面が広い。古い PowerBookG4 より解像度があがっているらしく、同じディスプレイの大きさでも広く使えるのだ。ちょっといいかも。でもそれに比例して、文字はちっちゃくなっていくけど。