去年日本でもシーザー・ミランの新刊の翻訳本が刊行されました。図書館にいったら新刊のコーナーに置いてあるのを偶然見つけたので借りてみました。
犬を飼う心得のほかに、犬の 10 つの問題への具体的な対処法が記載されています。
- ハイパーアクティブ
- 攻撃的になる
- 不安
- 雷や花火の音を怖がる
- 脱走行動
- 執着
- 収集癖
- 無駄吠え
- 分離不安
- 噛み癖
シーザー流を始める前の義父母が世話をしていた頃のうちの犬は「ハイパーアクティブ」「攻撃的になる」「不安」「雷や花火の音を怖がる」「執着」「無駄吠え」「分離不安」に当てはまっていました。落ち着きがなく、他の犬を見ると興奮して飛びかかろうとして、車を怖がり、花火にもビビっていました。そして地面の匂いに執着し、義父母が留守にするとうるさく鳴きました。うちの犬との奮闘記は下記からどうぞ。ダメっぷりがたっぷり読めます。
→シーザー・ミランとダメ犬とチョークチェーン
義父母に無視をお願いし、わたしと夫でシーザー流を何年間か実践したところ、だいぶ改善し、今は「ハイパーアクティブ」と「分離不安」の 2 つの問題点になりました。「分離不安」はなぜか夏はよくなり冬に悪化します。
「シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法 55」を読んでみての新しい発見は、水を飲ませることや排泄させることもご褒美にあたるとの記述です。散歩させる前に喉が渇いているだろうかと水を飲ませ、落ち着くからと最初に排泄をさせていました。しかし排泄は 15 分くらい歩いて犬が落ち着いてからがよいとのこと。落ち着かせるための排泄はダメなんですね。
あと体力が有り余ってる犬には犬用バックパックを背負わせて散歩に出かけるのがよいとのことです。重いものを背負うので単に疲れるというのと、犬に仕事を与えると犬は仕事に集中するのだそうです。
それで早速 Amazon で犬用バックパックを注文しました。
これのブラックを注文したつもりがオレンジで注文を確定していたようで、オレンジがきました。うちの犬は胴回り 59 cm 、胃周り 44 cm 、首回り 32 cm だったので、 S サイズにしました。
犬に装着したところ。ウェイトは食塩 1 kg を半分に分けてバックパックに入れています。同じくシーザー・ミランの著書「あなたの犬は幸せですか」によると、バックパックに入れるウェイトの重さは犬の体重の 10 〜 20 % がよいようです。ペットボトルに水を入れたものを持たせようと思っていたのですが、バックパックの袋が小さく入りませんでした。なので余ってた食塩で代用です。
バックパックを装着して散歩をしてみましたが、初めはバックパックが気になるようで、後ろを振り向いていましたが、徐々に慣れたようです。一番大変そうだったのが、う○ちをする時でバランスをとるのにいつもより前に傾いて排泄していました。
肝心の疲労ですが、やはり普通に散歩するより疲れるようで、散歩のあとエサをやる時、いつもより落ち着いていたように思います。 「ハイパーアクティブ」と「分離不安」はまだ治りませんがヘトヘトに疲れさせ落ち着くことを覚えさせたいです。
義父母には変わらず犬を無視をしてもらっています。しかし義母は無視の仕方が下手で時々犬に反応してしまっているようです。本当は一家全員で散歩をした方がよいのですが、義父が大きな病気をしたりと散歩に連れ出すことができていません。やはり犬より人間を変える方が大変です。