そもそも家庭菜園を始めたのはドクダミ園と化していた庭をどうにかしたかったからである。(→ドクダミとの闘い 〜リアル開墾日記 その 1 ) 3 年目の今年、掘り起こせるところは掘り起こして、ドクダミの地下茎を取り除いているので、庭には今年はもうそんなにドクダミは生えていない。しかし問題は掘り起こせない部分。うちのドクダミは威勢がいいので垣根の下あたりにもはびこっているのである。垣根の陰でぬくぬくと冬を越しているので、垣根の下をバッサリ切ったけれど、それでもこのドクダミの生えよう。
本当は使いたくないのだけれど、このドクダミを駆除するために除草剤を使うことにした。掘り返せないのだから仕方がない。使うのはラウンドアップなどのグリホサート系の除草剤。この除草剤は有効成分が葉から浸透して根から水分が取り込めなくなり枯れるタイプのもの。なので地下茎で生きているドクダミの葉に散布したら根から枯れてくれるのだ。植物が成長している時期に特に効き目がいいらしい。周りにいろいろと生えている場合、散布して他の植物の葉についたらそれも根から枯れてしまうので注意が必要だ。なので、わたしは葉に筆や軍手をして塗る方法をとった。
具体的な方法はグリホサート系の除草剤をスギナに散布するくらいの濃度に薄める。 25 倍から 30 倍くらい。それを刷毛でドクダミの葉一枚一枚に塗っていく。ゴム手袋の上に軍手をしてそれに薄めた除草剤を浸して、葉っぱをつかんて塗っていく方法も有用。今回はこの 2 つを併用した。半日かけて植え込みをかき分けながらの作業は結構大変。
グリホサート系の除草剤で有名なラウンドアップは効果が早く現れるようだけれど値段が高いので、ラウンドアップのジェネリックの農地用のものを使用した。非農地用だとすごく安い。
葉から根まで有効成分が行き渡り、枯れ始めるのに 1 週間ほどかかるらしい。実際に塗り終えてどれくらいで効果が出るのか写真に納めてみた。
まだ全然枯れていない。でも焦らない。
ドクダミの葉が丸まって少ししおれてきた感じ。
だいぶ枯れ始めた。
完全に枯れた。
塗り忘れたところ以外はドクダミは枯れた。しかしもっと厄介なのが笹。一緒に塗ったのに笹だけまだ青々してる。笹はもっと生えそろってからもう少し濃い濃度のものを塗らないと枯れないかも。グリホサート系の除草剤の効果は葉の面積と根の比で決まるみたいだから。笹強し。
*追記*
なかなか枯れなかった笹ですが、塗布後 20 日前後でようやく葉が茶色くなってきました。(違う雑草が生えてきているのはご愛嬌。)