人の出入りや開け閉めが多い場所に蚊が嫌うシトロネラを交配したハーブ(蚊連草・蚊嫌草・蚊香龍)を置くと蚊が家に入る確率がかなり減るというお話です。売られているものには蚊連草(かれんんそう)・蚊嫌草(かけんそう)・蚊香龍(かこうりゅう)といろいろな品種があるのでそれぞれを買って育てて比べてみました。 1 年実際に育ててみての育て方のコツや挿し木での増やし方も紹介しています。
目次
蚊嫌草(かけんそう)
去年の初夏、夫が YouTube でゴキブリが嫌う草というのを見て、蚊が嫌う草もあるのではと調べてみたら「蚊連草(かれんそう)」というのが売っていることを知りました。ホームセンターにも売っているようなので、買いにいくと「蚊連草(かれんそう)」は売っていませんでしたが、「蚊嫌草(かけんそう)」というのが売っていたので実家用に買ってきました。
これを鉢に植え替え出入りや開け閉めが多い実家のドアや窓の外に置いておきます。ドアや窓の近くでなるべく蚊が待機するのを防ぎます。置く前と後では蚊が入ってくる回数が激減しました。写真は買ってから 1 か月半くらい経ったものです。
蚊連草(かれんそう)
実家に置いた蚊嫌草(かけんそう)がとてもよかったので自宅にもほしくなり、ホームセンターに電話をかけまくってやっと在庫があるところで取り置きしてもらいました。
こちらは「蚊連草(かれんそう)」です。こちらの方が擦れるとシトロネラールの匂いがすごく強いので蚊除けの効果がありそうです。帰りの車のなかはシトロネラールの匂いでいっぱいでした。
品種登録出願をしているようです。
蚊香龍(かこうりゅう)
最後に義父母が買ってきた蚊香龍(かこうりゅう)です。
似たような名前で同じようなハーブが近くのスーパーで売っていたので買ってきたそうです。
蚊連草・蚊嫌草・蚊香龍は何が違うのか? ひと冬越してみての育て方のコツ
蚊連草(かれんそう)・蚊嫌草(かけんそう)・蚊香龍(かこうりゅう)はハーブの一種で、「ローズゼラニウム」(センテッドゼラニウムの仲間)と「シトロネラ」という蚊が嫌うニオイ(シトロネラール)を出すと言われている 2 つの種類のハーブをかけあわせて作られたそうです。
蚊除けに効果があるのはシトロネラールという成分でこれはシトロネラやユーカリ・レモンなどの植物に入っています。かけ合わせたゼラニウムの方には蚊除けの効果はないので、シトロネラールの匂いが強いものをおすすめします。
3 つの品種によって少し匂いの出方が違って、やはり一番シトロネラールの匂いが強いのは「蚊連草(かれんそう)」です。品種登録出願をしているだけあります。
玄関先や開け締めする窓の外におくと圧倒的に蚊が入ってくる数が少なくなりました。しかし一度蚊が入ると奥に逃げていってしまうので、家の中には蚊が嫌うシトロネラールを含有するアロマオイルのシトロネラを調合したものを入れたディフューザーを置いて、外と中から玄関や窓を守るのがよいと思います。
育てていると各品種の特徴がわかってきました。蚊嫌草(かけんそう)や蚊香龍(かこうりゅう)は茎が細く節の間が長いため弱く、伸びてくると風で折れてそこから枯れてしまいます。上の写真は 9 月頃に折れて枯れてきた蚊嫌草(かけんそう)です。
こちらは蚊香龍(かこうりゅう)ですが、支柱を立てているのでなんとか育っていますが、なかったら折れてしまっているでしょう。写真は 10 月頃撮りました。支柱があれば冬越しもできました。
蚊連草(かれんそう)は節と節の間が狭く太く折れないし、風の当たらない日当たりよい場所で冬越しもできたので買うなら蚊連草(かれんそう)をおすすめします。写真は 10 月頃のものです。
ちなみに初め 4 鉢だった蚊連草(かれんそう)は、実家の片づけでわたしたちが自宅を留守にしている間に義父が挿木で増やしまくって 12 鉢になりました。(写真は冬越しした 5 月に撮ったものでほんの一部です。)
義父によると水やりは写真のようにチョロっとこまめにやるのがこむコツだそうです。そうするとぐんぐん育つそうです。
蚊連草(かれんそう)のフレート裏に育て方が「水やり 培養土が乾いたら、たっぷりとあげて下さい。ただしいつも湿った状態は避けて下さい。」と書いてありますが、この通りやっていたら何鉢か枯れました。
蚊連草(かれんそう)・蚊嫌草(かけんそう)を挿木で増やす
ハーブなので挿木で増やせます。写真は蚊嫌草(かけんそう)ですが、蚊連草(かれんそう)でも同じです。
大きくなった茎を切ります。
切り口を斜めにします。
鉢底石を入れ挿し木の土か腐葉土を入れた鉢の土に割り箸で穴を開け、そこに切った茎を刺し手で軽く押さえ水をやるだけです。
蚊連草(かれんそう)で蚊が嫌う玄関先にして家の中では蚊に刺されない生活を送りましょう。