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SONY DHC-MD77のアンプを修理してみた

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確か大学入学の時に購入した SONY DHC-MD77 。 SONY の MD が使えるコンポの二代目としてデビューした品。パネルのデザインが、シンプルで洗練されてて好きで購入した。

SONY DHC-MD77

気に入ってただけあって壊れる度に修理に出してた。 MD のディスプレイ部分は 1 回、チューナーのディスプレイ部分は 2 回。 3 年前 CD 部分が壊れたときはプレイヤーの駆動部を輪ゴムで応急処置してた。
→ DHC-MD77 を自力修理してみた

しかし、とうとうアンプの左スピーカーからの音が途切れ途切れになった。今更、修理に出すのもいやだし、 USB のオーディオディバイス経由で Mac の音をスピーカーから出しているので、アンプは使えないと地味に不便。なのでどうにか直せないかと
まずは、定番らしい接点復活剤を左スピーカーの端子に吹きかけて洗浄。だいぶマシになったけれど、長く聴いてるとやはり左スピーカーの音がかすれる。

接点復活剤

次にスピーカーコードを差すのに結構無理をして何度も力をかけたからたから、スピーカー端子の根元のハンダがいかれちゃったのかと思って、無謀にもハンダ付けに挑戦。

基板を取り出す手順は下記の通り。

  1. 上部カバーを外す
    左右 2 つのネジ、後ろパネルの上中央のネジ 1 つを外しカバーを取り外す。
  2. コードを抜く
    基板とデジタル入力切替ボタンに繋がっているコードを外す
  3. 背面パネルを外す
    後ろパネルのネジを外し、パネルを取り出す。(電源コードは取り外せないので注意)
  4. 電源ユニットの取り外し
    電源ユニットを固定しているネジ 4 つを外し、後ろパネルに近い接続部分を慎重に抜く
  5. 前面パネルの取り外し
    底面に中央のネジ 1 つと脚部分の 2 づつ、計 5 つのネジを外す
    プラスチックのツメは底面中央→左側面→右側面の順で外すと外れやすい。
  6. 基板を取り外す
    基板の 4 つのネジとヒートシンクを固定している 2 つのネジを外す
DHC-MD77 の基板

以上で基板の裏側が見えるようになる。

DHC-MD77 基板の抵抗が黒くなってる

抵抗が一部黒くなってるのが気になるけど、今回は無視。

スピーカーコードのハンダ部分

右スピーカーへの接続部の根元のハンダが割れてるよう。無謀にも半田付け。

人生初ハンダ

人生初ハンダ。下手すぎる。

DHC-MD77 仮組み

仮組みして音が出来るか確認。問題ない様なので組み立て。

順調に音が出てるかと思いきや、長い時間聴いてると両側のスピーカーの音が割れる。ボリュームを大きくするとちゃんと音が出る。でもちょうどいい感じのボリュームに合わせると音が時々かすれる。もしかして、ボリュームダイアルの接触が悪いだけ !?  コンセントを抜いてから、接点復活剤をボリュームダイアルの隙間にスプレー。グリグリ回してから音を流すと、それまでの不具合が嘘のように直った。もしかして半田付けとかしなくても接点復活剤だけで直ったかもしれない。

まあ、とにかくアンプが復活してくれたのは嬉しい!

ちなみにチューナー部分が無反応だったんだけれど、久しぶりにコントロールケーブルをつないだら普通に使えた。これでラジオも聴ける!

これで直ったと思ったのも束の間、すぐに右スピーカーから音が出なくなりました。そして月日は流れ、原因がわかったので根本的解決をしました。
→ SONY DHC-MD77 アンプのリレーを交換して復活!

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