SONY のミニコンポ DHC-MD77 。リレーを取り替えたらアンプが復活して Mac から USB オーディオデバイス経由で音楽を聴いているのですが、ついでなので CD プレイヤーも復活させることにしました。以前 CD プレイヤーのゴムベルトを自作したのですが、結構すぐ動かなくなったヤツです。
→ DHC-MD77 の CD プレイヤーのゴムベルト自作
それでゴムベルトを海外サイトに注文したのですが、 2 年半経った今でもまだ品物が届きません。注文した時に在庫がないものがあったようで、ある分だけ送るか、キャンセルするか、というメールがきました。すべて揃ったら送ってくれと返信したら、 2 年半経っても注文した品が揃わないのか、音沙汰がないのです。日本国内で細いゴムベルトを通販してくれる店を見つけたので、そちらで注文することにしました。
目次
ゴムベルトのサイズを測り注文
以前調べた時にゴムベルトのサイズは以下のものが使えるとのことでしたが、まったく同じサイズがないので、 CD プレイヤーを開けて採寸してみました。
- トレイ回転駆動部: 1 mm × 直径 23 mm
- トレイ開閉駆動部: 1 mm × 直径 63 mm
測り方は糸を巻きつけて、糸が重なったところにマジックで印をつけ、その長さを測るというものです。
採寸結果は下記のようで、それから直径を計算しました。
- トレイ回転駆動部: 72 mm → φ 22.92 mm
- トレイ開閉駆動部: 205 mm →φ 65.25 mm
細いゴムベルトも通販してくれる千石電商にて下記の商品を注文。トレイ開閉部については、φ 65 mm よりワンサイズ下の φ 60 mm のものも注文しました。実際に取りつけて動作を見てから動きがいい方を使おうと思っています。
- ゴムベルト(角) φ 22 × 0.95 T
- ゴムベルト(角) φ 60 × 0.95 T
- ゴムベルト(角) φ 65 × 0.95 T
ゴムベルトの取り替え
注文から 2 日でゴムベルトが届きました。
CD プレイヤーのがわを取って、ゴムをかけ替えます。トレイが開かなかったので、底からアクセスしてロックを解除しました。
電源を入れて動きを見てみます。トレイは回転するんだけど、トレイの開閉ができません。なんということでしょう。もうがっかりです。
トレイが開閉しない原因
がっかりしててもしかたないので、底から分解して動かない原因を探ってみたところ、トレイ開閉部のモーターが悪いようです。開閉部と回転部に 2 つのモーターが使われているのですが、回転部のモーターは手で軸をくるくる回せるのに、開閉部のモーターの軸が回らないのです。
前回ゴムベルトを自作した時は動いたから、それから何年かの間で動かなくなっていまったのでしょう。
トレイ開閉部のモーターはこれ。
調べるとこの RF-500TB-14415 はマブチのモーターで、外国なら通販もあるみたいです。 ebay に代替品のモーターが安く出ているので、それに載せ替えたら動きそうなので気が向いたらまた修理してみます。
トレイ開閉部のゴムベルトのサイズですが、φ 60 × 0.95T の方がスムーズに動いていたように思います。というか、このゴムベルトをモーターの軸に引っかけて動力を伝えるため、軸が回らないから、ゴムベルトをつけるとトレイの開閉がすごく重いのです。だからいいサイズを見極めるにはモーターを交換しないとダメみたいです。
モーターを取り寄せ交換して CD トレイが開閉するようになりました。
→ SONY DHC-MD77 CD プレイヤーの開閉モーター交換