以前から欲しかった携帯電話と Mac を繋ぐソフト「携帯万能 17 」が Amazon から届きました。他に類似の「携帯 Sync 」や「携快電話」なんかも Mac で携帯のデータをやりとりできるソフトなんだけれど、今回は「携帯万能」を買ってみることにしました。
初めは OSX 対応先発の「携帯シンク」にしようと思っていたのですが、以下の 2 点で「携帯万能」がわたしの心を捕らえました。
・価格が安い。
・携帯のアドレス帳と Mac のアドレスブックを Sync するときグループ分けが解除されない。
「携帯 Sync 」だとグループ分けが解除されちゃうそうだ。でも携帯のアドレス帳と Mac のアドレスブックを直接シンクできるのは、「携帯 Sync 」のほうが優れている点。(でもわたしは直接シンクするのは怖かったから「携帯万能」にしてみた。)
買ったのはなぜか FOMA 版。そう、前の携帯のメールやらを取り出したかったのですよ。
それで早速、動作確認も兼ねて、以前使用していた DoCoMo SH700iS を接続。
おうおう、メール読み込めるよ、と喜んでいたのも束の間。 SD カードにバックアップしてあったメールがどうしても読み込めない。
しばらく思案してから「携帯万能」は mbox ファイルならば「ファイル」→「開く」から読み込めるよう。それで、 miniSD カードの「 SD_PIM 」というフォルダの中身( PIM00001.VMG 、 PIM00002.VMG ……)をすべて Mac にバックアップ。このデータの形式は「 vMessage 」っていうらしい。「 SD_PIM 」の中身がわたしがバックアップを取っていたメールのデータらしいんだけれど、なぜか 902 件もあるよ。いつのまにそんなに多くなったの?
それを vmg2mbox for Mac で mbox 形式に変換。 902 個のファイルもまとめて変換できました。便利。
変換したファイルを「ファイル」→「開く」から読み込むファイルを選択(複数可)してから読み込み。このとき設定を、形式: mbox (MBX) 、開き方:不足データのみ追加、で「追加で読み込むデータをチェックする」にチェックマークをつけてみた。
待つこと 10 分。無事に読み込めた! と思ったら、なんと受信、送信の区別がない! しょうがないので、手動で振り分けましたよ。最後が悲しい結末でしたが。
そして、今度は現在使用中の au の MediaSkin のデータを読み込み。 MEDIA SKIN (W52K) に付属してきたケーブルできちんと動作しちゃいました。ソフトのヘルプの使えるケーブル一覧には載っていないけれど(笑)。事前情報がつかめなくて結構な賭だったんだけれど、あっさり動いて拍子抜け。
au で USB ケーブルが付属している場合、携帯万能 17 アップグレード版 キャンペーンパッケージを買うのが一番お得かもね。でも動作しなくても自己責任で!
しかしメールデータを読み込むときに一度データフォルダにコピーしなくちゃならないのはかなり面倒ですね。これだったら SD カードに書き出しても時間的には変わらないじゃないかと思いますよ。
でも販売店で SH700iS に MEDIA SKIN にアドレス帳データを移してもらったとき、グループ化情報が消えてしまったのですが、古い携帯からデータを読み込んで、それを MEDIA SKIN に入れてみたら、グループ化が復活! よかっぱ。
メールデータの転送にはすごく時間がかかりましたが、アドレス帳の書き出し、書き戻しはあっという間です。これならパソコンで編集して、それを書き戻すっていう使い方も十分できる。
Sync 機能を使って、 Mac のアドレスブックとも同期してみたいけれど、それはまた今度。
そして最後に、写真データを MEDIA SKIN から取り出して見ましたが、悲しいかな、データ作成日その他が読み込んだ日(つまり今日)の日時になってしまっている。データ作成日・変更日で写真データを監理しているわたしにとっては致命的かも。やっぱり microSD カード買わないとダメみたい。