カーネルパニックが頻発して SugarSync Manager が原因だった、という記事を書いたのだけれど、どうもそれも間違っていたようです。(→ Mac カーネルパニック頻発の原因は SugarSync Manager だった)
SugarSync Manager を停止して作業をしていても、 turbo.264 HD でエンコードいていて、メモリを消費しているときに何か他の作業をするとカーネルパニックが起きます。 Turbo.264 HD でエンコード中でなくてもメモリの残りは少なくなっている状態のときにカーネルパニックが起きます。なので Turbo.264 HD でエンコードしているときは他の作業をしないようにしたり、 FreeMemory というソフトを起動してメニューバーに空きメモリの容量を表示させたりしながら、ごまかしごまかし使用していました。しかし、 Dock のアイコンが表示されなかったり、メニューから Mac を終了しても電源が切れなかったり、 Finder でファイルのコピーに失敗したり、 SMB で接続している NAS の階層移動がうまくできなかったり、ソフトウェア・アップデートに失敗したりと Mac の動作そのものがおかしくなってきました。さすがにこれでは使い物になりません。
クリーンインストールするのは気が重いのでなるべく回避したいと思っていました。そんなとき OS の総合アップデートをかけると足りない部分やおかしなところを上書きしてくれることを思い出しました。以前 Safari の調子が悪くを再インストールするときにこの方法を使ったことがあったから。
→ Safari 、ブックマークを開くと強制終了する
最後の望みをかけて総合アップデートで上書きすることにしました。当然自動のソフトウェア・アップデートは使えないので、 Apple のサポートからダウンロードから使ってる OS の総合アップデートの最新版をダウンロードしてきます。ただのアップデートではなく総合アップデートをダウンロードするのがポイントです。アップデートは差分しか含まれていませんが、総合アップデートはその OS のどのバージョンからでもアップデートできるようにほとんどすべて含まれているからです。わたしの Mac mini は Mac OS X 10.6.8 Snow Leopard なので、「 Mac OS X v10.6.8 統合アップデート v1.1 」をダウンロードしてインストールしました。インストールした総合アップデートがリリースされたあとに出たセキュリティーアップデートもダウンロードしてかけます。
とりあえずこの作業を 8 月 4 日に行なって、それ以後不具合は特になく使用できています。 Mac の調子が悪いけれど、クリーンインストールするのは面倒だなと思っている方、一度総合アップデートで上書きしてみるのもいいかもしれません。