もう 1 人分 e-Tax する必要があったので、今度は Mavericks (Mac OS X 10.9) からアップグレードした El Capitan の Mac mini から送信しました。あえて去年のままで、新たに e-Tax 関係のソフトウェアのインストールなどしないで行いました。

環境は以下のとおりです。

macOS Sierra (10.12) での e-Tax の方法を書いた記事と一部内容が被りますが記事にしておきます。
→ macOS Sierra 10.12 のと Safari 10 にて e-Tax で確定申告する準備と注意点

2018 年版は以下の記事にまとめました。

Safari 10 は推奨環境外

今年の e-Tax は Safari 10 は推奨環境外

Yosemite や El Capitan でまめにソフトウェア・アップデートをあてている人は Safari 10.0.3 になっているはずです。ブラウザについては推奨環境は Safari 9.1 なのですが、ダウングレードできないので、チェックをいれてそのまま行いました。

エラー情報: HJS0407E

エラー : HJS0407E

確定申告のデータの作成が終わり、さて送信という段階になって出現したこのエラー。

e-Tax の Q & A によると、 IC カードリーダーのエラーのようです。
→国税庁:エラーコード【HJS0407E】が表示された

JPKI 利用者ソフト .app の動作確認は正常

IC カードリーダーが正しく動作していないのではないかと、「 JPKI 利用者ソフト .app 」にて「動作確認」を行いましたが、特に問題はないようです。「自分の証明書」も見てみて、「有用性確認」も行いましたがエラーはでません。

ここでエラーや認証失敗となる場合は IC カードリーダーのドライバを再インストールしてみるとよいでしょう。

2018.2.25
平成 29 年分( 2018 年に行う)確定申告の e-Tax で Safari 11 を使う場合には Safari の環境設定にて Java プラグインの設定を変更する必要があります。詳しくは以下をご覧ください。なおルート証明書は平成 28 年分( 2017 年に行ったもの)と同じなので新たにインストールする必要はありません。

ちなみに検索してみると、 Safari 10 で「 HJS0407E 」のエラーが出たから Firefox で送信した、という記事が出てきますが、数日前に Sierra + Safari 10 で送信できているので、たぶん他に原因があると思い調査してみました。
→ ViVi たる思い: e-Tax の HJS0407E 問題

思いあたる原因は住基カードの IC チップを読み込むために必要だった Smart Card Services がアンインストールされていないことと、ルート証明書を再インストールしていないことです。まずはルート証明書を再度読み込みしてみました。

ダウンロードした「 KeyImport.dmg 」に内包されているファイルのうち、「 APCA2Sub_ocsp.der 」の変更日時が 2016 年 5 月だったので、これを「キーチェーン .app 」の「システム」に読み込みました。(キーチェーン .app のメニューバーの「ファイル」「読み込む…」を選択します。)

「 APCA2Sub_ocsp.der 」をキーチェーンに読み込み

そうしたら「 ApplicationCA2 Sub 」が 2 つになってどちらが新しいキーチェーンかわからなくなりました。名前や有効期限などが同じで見分けがつかないのです。結局今回読み込んだものを含め「 ApplicationCA 」「 ApplicationCA2 Root 」「 ApplicationCA2 Sub 」などと「 OfficialStatusCA 」を削除し、新たに 「 KeyImport.dmg 」に含まれている 4 つのルート証明書を読み込みし直しました。

e-Tax 関係の証明書を削除して再度読み込み

公式ヘルプには名前が同じでも異なることがあるので、ダブルクリックで証明書を開いての指紋を確認しろと書いてあります。
→確定申告書等作成コーナー:2 . ルート証明書の確認方法( MacOS ) 

古いものとは証明書の指紋が違うみたい

ルート証明書の削除と再インストールによりエラー HJS0407E は出現しなくなり、無事に e-Tax をすることができました。 Firefox でも送信できるのでしょうが、ルート証明書が古いことに起因するエラーのようなので、 Firefox で送信した場合送信時のセキュリティに問題があり、送信内容を傍受されていてもおかしくありません。ルート証明書は最新のものを使うべきです。

Java を使用するか確認される

順番は前後しますが、 Java 関係で出たエラーについてざっくりまとめます。

Java の使用許可

データを送信するところで「 ”keisan.nta.go.jp” で Java を使用しますか」と Java の許可を求められたので「毎回使用」を選択しました。

あと「 Java を使用するにはここをクリック」と表示されたので、クリックすると Java をアップデートするように勧めるポップアップが出てきました。

Java のアップデート警告

「 Update 」をクリックするとアップデータをダウンロードするサイトに飛ばされるのですが、わたしは Mac の「システム環境設定」の「 Java 」からアップデートしました。

システム環境設定から Java をアップデートした

「今すぐ更新」をクリックして Java をアップデートしました。

申告書等送信画面に何も表示されない

申告書等送信画面が何も表示されない

Java をアップデートしても「申告書等送信」の画面で応答せず、 Java を使った部分が何も表示されません。

このエラーは Safari 10 になり Java のプラグインのセキュリティが強化されたからです。

この現象は「キーチェーンアクセス .app 」にて「 OfficialStatusCA 」の証明書が「常に信頼」になっていないから起きます。

「 OfficialStatusCA 」を常に信頼に変更する

キーチェーンアクセス .app にて「 OfficialStatusCA 」をダブルクリックし「信頼」の「 ▶ 」を開き「常に信頼」を選びます。画面を閉じなければ変更は適応されません。そのときに Mac の管理者のパスワードを訊かれます。変更後は「 OfficialStatusCA 」の横にある印が「×」から「+」になります。

Safari の環境設定のセキュリティにて Java プラグインの実行のモードと変更して解決する方法をご紹介していたのですが、「 OfficialStatusCA 」を常に信頼にすれば、 Safari のプラグイン設定を変更する必要はありません。
Mavericks の Safari 9.1.3 にも「安全でないモードで実行」の選択肢がありますが、「安全なモードで実行」のままでも申告画面が表示されたので、他に原因があると考えました。「安全なモードで実行」のチェックを外すときに出てくるポップアップに「安全でないモードで実行されるプラグインは、ユーザーの書類や個人データにアクセスできます。」という注意書きがあることから、ルート証明書にアクセスする権限がないのではないかと思い、「 OfficialStatusCA 」を「常に信頼」にすることで解決できるのに気がつきました。
また 「 KeyImport.dmg 」に同封されているインストール手順の PDF にも「 OfficialStatusCA 」を「常に信頼」にすることが書かれていますので、こちらの解決方法が公式に推奨されています。

「 OfficialStatusCA 」を「常に信頼」にしても送信できない場合は以下の設定も行ってください。

Safari のセキュリティにて「安全なモードで実行」のチェックを外す

Safari の「環境設定」→「セキュリティ」にてサイドバーから「 Java 」を選択します。「 keisan.nta.go.jp 」の横のプルダウンメニューを「 Option 」キーを押しながらクリックし、「安全なモードで実行」のチェックを外します。 Mac のパスワードを求められます。これで送信できるようになります。送信ページの下の方に前のページに戻るボタンがあるので、そこからやり直します。

セキュリティ警告のポップアップが出る

Java セキュリティによってブロックされたアプリケーション
アプリケーションがブロックされました。詳細を表示するにはクリックしてください

上 2 つのように「 Java セキュリティによってブロックされたアプリケーション」や「アプリケーションがブロックされました。詳細を表示するにはクリックしてください」というポップアップが表示された場合は Java のセキュリティ設定を変更する必要があります。
→ Java のセキュリティ設定

また下 2 つのセキュリティ警告は e-Tax が提供するルート証明書が自己署名のために出現する警告です。なので回避しようがありませんので、「実行」や「続行」をクリックします。しかし e-Tax 以外のサイトで表示されても実行してはいけません。

Java の警告「このアプリケーションを実行しますか。」

「このアプリケーションを実行しますか。」と聞かれるので「リスクを受け入れて、このアプリケーションを実行します。」にチェックをいれて「実行」をクリックします。

Java の警告「続行しますか。」

利用者識別番号とパスワードを入れて「送信」をクリックすると、「続行しますか。この Web サイトへの接続は信頼できません。」と警告がでますが、「続行」をクリックします。

エラー情報: HUBH139E

エラー情報 : HUBH139E

「 HUBH139E 」というエラーは電子証明書を更新したり、住基カードからマイナンバーカードに変えたときに出ます。このエラーはサーバー側がうまく受信できなかったようで、送信後に起こるエラーです。
エラー画面下に「電子証明書の再登録」のボタンがあるので、そこから再登録します。これは最初の方に電子証明書の変更がある場合はチェックしろ、というところをチェックせずに進んだから起きるエラーです。

電子証明書の再登録完了

このあと続けて e-Tax のデータを再送信できるようになっています。以前同じエラーが出たときより申告しやすくなってますね。

e-Tax 送信完了

Safari 10 でも無事に e-Tax が終わりました。今年はルート証明書まわりで出現するエラーや不具合が多いですね。

余談ですが今年から e-Tax サイトの初回アクセス時に利用者識別番号の暗証番号を変更するように求められます。キーボードのあるキーが固くうまく押せてなかったようで、自分が書き留めたのと違う暗証番号に変更されていました。新しい暗証番号を設定するのに確認で 2 回入力するのにその両方でキーが押せてなかったようです。この場合パスワード相違で「 HJS0409E 」というエラーになるのですが、時々認証が通るので何が原因か突き止めるのにかなり時間がかかりました。回数間違えると認証制限に引っかかり翌日までアクセスできなくなるので注意です!

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