今年も e-Tax でハマったので記録に残しておきます。
環境は以下のとおりです。
- Mac mini Early 2009 OS X El Capitan (10.11.6)
- Safari 11.0.3
目次
Safari 10.1 推奨で Safari 11 は推奨環境外
毎年のことなのですが、 1 世代前の Safari 10.1 が推奨で、現役の Safari 11 は e-Tax の推奨環境外です。ソフトウェアアップデートをこまめに当てていると Safari 11.0.3 になっているはずで、これが推奨環境外というのもおかしな話です。 Safari 10 をダウンロードしたり、ダウングレードすることはできないので、 Safari 11 で e-Tax を行うしかないのです。
「ご利用の環境では e-Tax をご利用になれません。」と赤字で書かれていますが、自己責任ですべてにチェックを入れ無視して先に進みます。
エラー情報: HJS0407E
確定申告書のデータの作成が終わり送信段階になって出てきたエラーは HJS0407E 。
「 HJS0407E
IC カードリーダーを認識できませんでした。
IC カードリーダーの設定等をご確認の上、再度処理をしてください。」
去年はルート証明書が古かったから起こったエラーでしたが、今年は Safari の設定を変更すると送信できるようになるようです。
Safari の「環境設定」→「 Web サイト」にてサイドバーから「 Java 」を選択します。
「 keisan.nta.go.jp 」の横のプルダウンメニューを「 Option 」キーを押しながらクリックし、「安全なモードで実行」のチェックを外します。
「 Web サイト “ keisan.nta.go.jp ” を信頼して、安全でないモードで “ Java ” を実行してよろしいです?」というポップアップが出てくるので「信頼」をクリックします。
一度「送信準備へ戻る」をクリックして前のページを表示してから、再度送信画面へいくと、マイナンバーカードのパスワードを要求するポップアップが出てきます。これで Safari から IC カードリーダーに接続できています。
ルート証明書をインストールするには JDK をインストールする必要がある
HJS0407E のエラーを検証する際に、ルート証明書が古いのかと思って、今年のものをインストールしようとして、確定申告特集のページから jizenMac.dmg をダウンロードして、それをクリックしてできた仮想ディスク上の jizenInstall.pkg を右クリックして「開く」から起動したら、以下のエラーが出ました。
「” Java ” コマンドラインツールを使用するには、 JDK をインストールする必要があります。」
JDK ( Java Development Kit : Java の開発者バージョン)が必要なインストーラー形式なのです。しかもインストールでアプリケーションフォルダにフォルダを作って、そこにキーチェーンがインストールされるという謎仕様。そのキーチェーンの登録方法は去年まで .dmg で配布されていたときと同じという。なんでファイルを展開するだけで、 JDK をインストールしないといけないんでしょうかね。
Oracle のサイトから JDK をインストールしたら、無事にインストーラーが動きました。( Java のバージョンは 8 か 9 が推奨のようですが、安定性を取って 8 をインストールしました。)
しかし「 sakusei 」フォルダに進入禁止マークがついており、アクセス権がなくて中身が見られない状態でした。
そこで「ファイル」の「情報を見る」からアクセス権を付与してやります。まず右下の鍵マークをクリックして、管理者のパスワードを入力しロックを外します。それから左下の「+」マークをクリックします。
現在ログインしているユーザーを選びます。
アクセス権に自分が加わりますが、「読み出し」しかできないので「読み/書き」に変更します。
これでフォルダ内が見られるようになりましたが、中のキーチェーンや PDF のファイルにもアクセス権がないので全部同様に操作しアクセス権を付与しました。
それで中身を確認してみたのですが、今年の e-Tax でキーチェーンは 3 つ必要で全部去年のものと同じでした。去年キーチェーンをインストールしている Mac ではキーチェーンを新たにインストールする必要はありません。
毎年 Mac で e-Tax を行うと何かしらのエラーに引っかかって時間が余計にかかりイライラしますね。