夫が洋服を整理したら何年か着ていない T シャツが黄ばんでいるからどうにかしてくれといわれたので黄ばみ取りに挑戦しました。
目次
黄ばんだ T シャツの現状
白の長袖 T シャツ。これは首元が全体的に黄色くなっています
白地のプリント T シャツ。これも首から肩にかけて黄色く変色しています。
かれこれ 3 〜 4 年は放置していたものではないかと思います。
ガッテン! 流の黄ばみ落としを試した
まず初めに試したのは昨年の 11 月に NHK のガッテン! で放送していた黄ばみ取りの方法です。
→ NHK ガッテン!:あの白さがよみがえる! シャツの黄ばみ一発解消 SP
ガッテン! では黄ばみは洗濯で落としきれなかったタンパク質が時間が経つと変色するのが原因で、そのタンパク質は皮脂で覆われているので皮脂を落とさないとタンパク質汚れも取れないとのことです。
家庭でできる黄ばみ落としの方法として以下の溶液を作り黄ばみに塗ることを勧めていました。
台所用洗剤(濃縮タイプ) 大さじ 1 (通常タイプの場合は大さじ 2 ) 酸素系漂白剤(粉末タイプ) 大さじ半分 水 大さじ 2 洗濯洗剤 適量
ということで分量通りに溶液をつくり、全体が黄ばんでいたので上の溶液を 2 L のお湯に溶いて 10 分漬け込んで普通に洗濯してみました。
乾いたものが上の写真ですが、全然黄ばみが取れていません。放置した年月が長すぎたのが原因かもしれません。あと酸素系漂白剤が Amazon で一番安い以下のものなので溶液への溶け方が悪かったのも一因だと思います。
酸素系漂白剤と重曹ペーストを塗って蒸気を当てる
煮洗いすればすっきりすることはわかっているのですが、プリントがあるものは痛むかもしれないので、酸素系漂白剤と重曹と水を混ぜたものを塗ってアイロンでスチームをかけて落とす作戦にしました。
しかし酸素系漂白剤が全然反応してくれません。今手元にある酸素系漂白剤は Amazon で一番安いもので、水に溶けにくいもののようでペースト状にして使うには不向きなようです。写真のように酸素系漂白剤が溶けずに残ってしまいます。
最後の手段で煮洗いした
ということで、プリントがあるものもないものも煮洗いすることにしました。煮洗いは石けんを入れて鍋でぐつぐつ煮るという洗濯方法です。具体的なやり方はステンレスかホウロウの鍋を使い、お湯 1 L に対して小さじ 2 杯程度の粉石けんを入れて、 20 分ぐつぐつ煮ます。石けんが入っているので沸騰したお湯があらぬ動きをするので注意が必要です。今回は酸素系漂白剤も足しました。プリントがあるものはもちろん時間は短めで。
仕上がりはこんな感じで真っ白になりました。わたしの中では煮洗いが一番汚れが落ちる気がします。ただし綿や麻でないと使えない技なので、他の繊維のものは水に溶けやすいといわれているシャボン玉石けんなどの酸素系漂白剤を使ってガッテン! の方法をやるのがよいのかもしれません。
取れたラインストーンを補修
ちなみにやはり煮洗いの溶液は強すぎたようで、 T シャツについていたラインストーンが取れました。
洗濯機の糸くずネットの中を探したらラインストーンが見つかったので、ダイソーで布用接着剤を買ってきて T シャツにつけました。接着剤を T シャツにつける時は下に染みないように紙を間に挟むとよいようです。
元どおりになりました。
結論は綿や麻なら煮洗いが最強で、ポリエステルなどの繊維は水に溶けやすい酸素系漂白剤でガッテン! 流を試してみるとよいのかもしれません。
ちなみに日常生活レベルのものの黄ばみ予防にはセスキ炭酸ソーダが手間がかからず簡単です。セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたものをシャツの襟にスプレーして 10 分ほど放置してから洗濯すると皮脂汚れもかなり取れます。ひどいものは濃いめのセスキ炭酸ソーダの溶液に浸して置けばスッキリします。セスキ炭酸ソーダは脂(油)汚れに強いので色々な場面で活躍します。ただセスキ炭酸ソーダはアルカリ性なのでシルクや毛などのデリケートな素材には使えませんけれど。ダイソーなどの 100 円ショップで手に入るので試してるのがいいかもしれません。