ぼやき

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うちに設置してある NAS 、 QNAP TS-212 の管理画面に久しぶりにログインしたら、 2 つ挿してある HDD のうち HDD 1 が異常を示していました。

QNAP TS-212	の	HDD 1	が異常

システムイベントログにもエラーが出ています。 10 月 2 日からエラーを吐いています。

[Harddisk 1] medium error. Please run bad block scan on this drive or replace the drive if the error persists.

S.M.A.R.T. 情報で詳細をチェック

HDD の健康状態を示した S.M.A.R.T. 情報を見てみると、警告を発しているのが 3 項目あります。

Reallocated_Sector_Ct	の値が	81%
  • Reallocated_Sector_Ct
    不良セクタを代替セクタと置き換えた数
  • Current_Pending_Sector
    不良セクタである可能性があるセクタだが、代替領域の節約のため次回アクセス時まで判断保留としてあるセクタの数
  • Offline_Uncorrectable
    代替処理できない不良セクタの数

→ハードディスク番長: S.M.A.R.T. (スマート情報)で障害状況を分析する

Reallocated_Sector_Ct は多少あっても大丈夫だけれど、 36 % 以上は危険。 Current_Pending_Sector はない方がよい。 Offline Uncorrectable はあってはダメ。という感じみたいです。この HDD は Reallocated_Sector_Ct が 81 % なので代替セクタの残りが少ないから交換しないといけません。というか Offline_Uncorrectable が 8 なので、すでになにかしらのデータが壊れている可能性があります。(もっと早く対処しなくてはいけなかったのです。)

HDD 交換につき NAS の構成を見直す

この HDD は Seagate のもので、 NAS 用を謳っていないデスクトップ用の HDD です。 2012 年に購入した時はタイの洪水の影響もあり 3 TB も結構なお値段したので、 NAS 用を買わなかったのですが、やはりその分寿命が早くくるようです。( HDD 2 は Western Digital Red の 3 TB WD30EFRX で Seagate のより 1 年遅く搭載しました。)
→ QNAP TS-212 に HDD を追加した

当然 HDD を交換するのですが問題があります。 QNAP TS-212 は HDD が 2 つ入る 2 ベイなのですが、 RAID を組んでおらず 2 本とも単一ドライブとして使っているのです。なので、簡単にデータ移行ができないのですよ。バックアップを取ってそこから移すしかないのです。 RAID なら HDD を差し替えれば自動的にデータを同期してくれるのですがね。

そこでいろいろと思案した結果、次は HDD の故障に備えて RAID を組もうと思っていろいろ検討してみました。 RAID とは、複数台の HDD を組み合わせることで仮想的な 1 台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術です。

現在の構成

単一ディスク HDD 3 TB × 2 + バックアップ用 3 TB × 1 (すべてのデータをバックアップできていない)

NAS	の現状の構成
問題点
  • HDD の異常
  • 空き容量が少ない
  • 異常ある HDD の完全なバックアップがない
  • HDD バックアップから手動で書き戻すのが面倒
解決案
  • RAID 1 で HDD の交換を簡単にする
  • 異常を示している HDD の容量をアップする
  • データが消えたときに備えバックアップも取る

RAID 1 は 2 台の HDD に同じデータを記録させミラーリングすることで、 HDD が壊れても交換することで簡単に復旧することができます。しかし RAID 1 はミラーリングでありバックアップではないため、誤操作や機器の不具合でデータが消えてしまった場合、データを復旧することができないので、万が一に備えてバックアップも取る体制にします。多くの NAS で使われている RAID 5 に比べて、 RAID 1 は仕組みが比較的単純なため故障時の対応が簡単に行えるのもメリット。

解決案 A) TS-212 の HDD を 8 TB にして RAID 1 を組み、バックアップも取る

TS-212 をそのまま利用し、 HDD をすべて 8 TB にする。 8 TB HDD 2 本で RAID 1 を組み、 USB 接続の 8 TB HDD にバックアップを取る。今の構成より 2 TB 容量が大きくなる。

解決案	A HDD	を	8TB	で	RAID 1	にする
購入するもの

合計 101,000 円

TS-212 についてさらに調べていると最大ローキャパシティが 6 TB なので、 8 TB の HDD は積めないようです。
→ QNAP : Turbo NAS 家庭および SOHO 用ネットワーク接続ストレージ( NAS )

解決案 B) 4 ベイ NAS を新しく購入し RAID 1 × 2 の構成( HDD は 6 TB と 3 TB )

4 ベイの NAS を新しく購入し、 6 TB HDD 2 本 と 3 TB HDD 2 本でそれぞれ RAID 1 を組む。 6 TB と 3 TB の USB 接続の HDD にバックアップを取る。 3 TB の HDD 2 本は既存の使い回し。容量は全体で 9 TB になる。

解決案	B 4	ベイ	NAS	を購入し	RAID 1	にする

(↑白抜きの HDD は既存のものを使い回す)

購入するもの
  • QNAP TS-451A-2G 約 45,000 円( NT$ 13,499 PChome にて輸入)(メモリ増設化、 CPU も Intel )
  • WD Red 6 TB × 2 26,000 × 2 =   52,000 円
  • WD Blue 6 TB 23,000 円(バックアップ用)
  • WD Red 3 TB 12,000 円(現在の HDD 2 を RAID 1 にするため)

合計 132,000 円

解決案 C) 4 ベイ NAS のランクを下げる

解決案 B の NAS を安価なものに変更。

購入するもの
  • QNAP TS-431 約 29,000 円( NT$ 8,699 PChome にて輸入) ( メモリ 500 MB 、 CPU も Intel じゃない)
  • HDD の B と構成は同じ

合計 116,000 円

解決案 D) 2 ベイ NAS を追加し、 NAS を 2 台にする( HDD の構成は B と同じ)

手元にある TS-212 を活かし、 6 TB の HDD 2 本を積み RAID 1 で構成。追加で 2 ベイの NAS を購入し、 3 TB 2 本で RAID 1 構成にする。それぞれに USB 接続で 6 TB 、 3 TB の HDD を接続しバックアップを取る。

解決案	D 2	ベイ	NAS	を買い増し	RAID 1	にして	2	台にする
購入するもの

  D-1) QNAP TS-251A-2G 約 35,000 円( NT$ 10,499 PChome にて輸入)合計 122,000 円
  D-2) QNAP TS-251C 約 20,000 円( NT$ 5,999 PChome にて輸入)合計 107,000 円
  D-3) QNAP TS-231 約 18,000 円( NT$ 5,400 PChome にて輸入)合計 105,000 円

RAID 1 でさらにバックアップありのシステムにすると、どの構成でも 10 万を超えることがわかりました。また NAS の個人輸入を考えているのは、 QNAP は国内で買うと機種によっては倍くらいの値段がかかるからです。あと TS-451A は発売されたばかりで Amazon.com にも在庫がなかったため台湾の PChome の価格を参考にしました。 NAS の価格には送料、輸入時の消費税が計算されていないため、 3,000 〜 8,000 円プラスになります。

応急処置としてバックアップを取り、異常を示している HDD を取り替える

10 万をぽんと出すのはちょっと勇気がいるのと、 QNAP が新製品を出している時期でまだ価格が高いものもあるので、 NAS の購入は後回しとすることにしました。しかし不良セクタがあるため、なるべく早くデータを取り出さなくてはならないので、バックアップ用の HDD を用意しなくてはいけません。 A にするか B 、 C 、 D のどれかにするかで、 HDD の容量を 8 TB にするか 6 TB にするか決まってきます。この決断のポイントは今の NAS を使い続けるか、新しいものを買うかという点になります。現在使っている TS-212 が 2012 年購入ということもあり、本体がダメになる可能性もあるし、メモリも 256 MB だし、まだ 8 TB の HDD が高いので、 B か C の案で 4 ベイの NAS を購入する方向でいくことにしました。 4 ベイなら 3 TB の方の容量はきつくなってきたときに容量が大きい HDD に交換することもできますし。

ということで WD Red 6 TB WD60EFRX と WD Blue 6 TB WD60EZRZ-RT をそれぞれ 1 台ずつ注文しました。 WD60EFRX は Amazon で、 WD60EZRZ-RT は Amazon にはバルク品しかなかったので NTT-X Store で購入しました。 2 台で 5 万円弱です。とりあえずバックアップを取り、不良セクタのある HDD と交換し、バックアップからデータを書き戻すつもりです。当分はこれでやり過ごせるはずです。

6TB	の	HDD	を購入し	TS-212	で急場をしのぐ

とりあえずはこんな感じの構成になる予定です。

TS-212	のインジケータも赤く点灯している

アイキャッチのため TS-212 本体の写真を撮ったら HDD 1 のランプが赤く点灯していました。あまり入らない部屋に置いているから気がつきませんでした。定期的に確認しないといけませんね。(メールでお知らせしてくれる機能もあるみたいです。)それにしてもホコリがすごいな。そうじしなくては。

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