ダンナが炭酸水を飲み始めて 2 か月。上 140 前後と高血圧ぎみであった血圧が、先月は上 129 、今月は上 124 と順調に下がっています。
コーラ、サイダーなどの炭酸飲料は逆効果
ダンナはコーラやスプライト、サイダーなどの炭酸類が大好きです。しかしコーラには砂糖のほかカフェインも入っています。これらは一瞬にして血糖値を上げるため、血糖値を下げるためにインスリンが分泌され、今度は下がりすぎた血糖値を上げるためにコルチゾールが分泌されます。
砂糖やカフェインによって血糖値の乱高下が起こるので、それを安定させようとインスリンやコルチゾールが一時的に大量に分泌されます。結果すい臓や副腎を酷使してしまいます。砂糖やカフェインは血糖値が上がるため一時的に幸福感が得られるのですが、しばらくすると血糖値が下がるため、また同じものがほしくなるという、依存症のような状態になってしまいます。
コルチゾールは副腎から出るストレスに対抗するホルモンでもあるので、ストレスが多い現代社会では副腎に負担がかかりすぎているのです。そこにさらに砂糖やカフェインによる血糖値の乱高下でコルチゾールを必要とすると、副腎は働きすぎて対応できなくなり、体調が悪くなってしまうのです。
水と二酸化炭素だけの炭酸水は血圧を下げる
前置きが長くなりましたが、ダンナにカフェインと砂糖をなるべく断つようにしてもらいました。しかしなぜかシュワっとしたものが飲みたくなるらしく、砂糖の入っていない炭酸水を買って飲んでいたのです。すると冒頭に書いたように血圧が下がったのです! びっくりです。
よく炭酸は体によくない、と聞くけれど、それは炭酸水が悪いのではなく、炭酸飲料に入っている砂糖やカフェインが体によくないと考えられます。下記の記事の炭酸飲料はコーラやサイダーなどではないかと思うのです。
→日経メディカル・オンライン:児童の炭酸飲料の多飲は血圧上昇を招く可能性
炭酸水が血圧を下げる原理は次のように考えられます。炭酸水を飲むと気泡の二酸化炭素が吸収され毛細血管から血液に混ざります。人体は一定以上の二酸化炭素があると、それを排出しようとして毛細血管を広げて血液循環を良くします。毛細血管が広がると血流の抵抗が少なくなるので血圧が下がるというわけです。
というわけで現在では炭酸水を自家製して毎日飲んでいます。炭酸水だけだと飽きるようで、ブルベリー酢などを混ぜて飲んでいるようです。低血圧ぎみなわたしが炭酸が苦手ですぐゲップが出るのは、きっと血圧が下がるからなんだろうな。
女性向けに書かれた本ですが、ホルモンの仕組みを知るにはいい 1 冊です。(プロゲステロンクリームを塗れとしつこくかかれていますが、それは無視して仕組みだけ読み取ることをおすすめします。)