いよいよ自作したカーボネーターを使って、ミドボンで炭酸水を作ります!
必要な機器や部品などはこちらを参照。
→ペットボトル用カーボネーターの自作 〜ミドボンで炭酸水 その 3
目次
ミドボンに減圧弁、チューブを取付け
ミドボンに減圧弁をしっかり取付けます。ミドボンと減圧弁の取付けには 30 mm のスパナかモンキーレンチが必要です。ここをしっかり止めておかないと高圧ガスが漏れて、減圧弁が吹っ飛ぶ可能性もあるので注意です。モンキーレンチは裏の倉庫から引っ張り出してきました。 30 mm はかなり大きくて重いです。
減圧弁に組み立てたチューブを取付けます。こんな感じです。
ミドボンを使っての炭酸水の作り方
そしてペットボトルに冷やした水を 7 〜 8 分くらい入れます。冷えた水の方が炭酸が溶け込みやすいので必ず冷蔵庫で冷やしたものを使ってください。うちは BRITA で浄水したものをペットボトルに移して冷やして使っています。
ペットボトルの腹を押して空気を追い出してから、自作のカーボネーターを取付けます。この状態で空気が入ったら、カーボネーターの密閉性が悪いので見直しましょう。下方置換でペットボトル内の空気を押し出す方法もあります。下方置換の方がペットボトルが長持ちするようです。
ライトカップリングソケットにチューブを差します。ワンタッチなのがいいですね。この状態で空気が入りペットボトルが膨らむようならば、減圧弁からカップリングプラグまでの間に漏れがあります。
ミドボンのバルブを開き、減圧弁のメモリを 0.25 〜 0.3 Mpa くらいに合わせて、ペットボトルをひらすら振ります。振ることで二酸化炭素と水が触れる面積が大きくなるため、二酸化炭素が水に溶け込みやすくなります。振って振ってひっくり返しても二酸化炭素が出てこなくなったら、炭酸のできあがりです。
減圧弁のメモリを「閉」に戻して、ミドボンのバルブを締めてから、ライトカップリングを外せば炭酸のできあがりです。(写真は一度フタを開けた後なので、ペットボトル内に二酸化炭素の泡がついています。)ライトカップリングを外すときに手早くしないと、圧力で中から水が少し飛び散ることがあります。ライトカップリングではなくチェックバルブを使ったたらこの問題は回避できそうです。このままでも十分飲めますし、冷蔵庫でこのまま寝かせて二酸化炭素を落ち着けてもいいようです。
ペットボトルの水にかける圧力で微炭酸から強炭酸まで好みの炭酸水が作れます。ビバ! 炭酸水!
こんなふうに冷蔵庫とドアの隙間に置いています。高圧ガスなので地震などに備えて転倒防止のために壁に固定したいです。
500 ml 、 1 L 、 1.5 L のペットボトルで炭酸水をつくってみましたが、一番使い勝手がよかったのは 1 L のペットボトルです。 500 ml だとすぐに飲んでしまう。 1.5 L だと大きすぎて飲み終わる前に気が抜けてくる。 1 L のペットボトルは振りやすいし飲み切るのにもちょうどよいです。
部品の接続はしっかりと!
ちなみにビール用ガスジョイントにレデューサーが奥まできちんと入っていなかったため、最初にミドボンから二酸化炭素を送ったときは、ガスジョイントの先から二酸化炭素が漏れていました。そこを手で抑えつつ炭酸水をつくり、カップリングプラグを外す前に抑えていた手を離したら、圧力で炭酸水が逆流して噴水のように吹き出してきてしまいました。びっくりしましたが、逆流防止弁のおかげで減圧弁に被害はありませんでした。(床は濡れましたが。)あってよかった逆流防止弁。ガスジョイントにレデューサーは上手く接合できないのだと思っていたら、ただ単にレデューサーが奥まで刺さっていなかっただけでした。
レデューサーがしっかり刺さっていない状態。
レデューサーを奥までしっかり差し込んだ状態。
二酸化炭素が漏れている状態で無理やり炭酸水をつくるのはやめましょう。悲惨な目に合います。
最後にお約束ですが、この記事を参考にしてミドボンで炭酸水を作って何か事故等が起こっても自己責任でお願いします。
ちなみに強炭酸を作るなら圧力を上げるより水を冷やしておいた方が効果的です。詳しくは以下の記事を読んでみてください。
また炭酸水のコストを計算してみました。