洗濯機用の水栓の蛇口にアダプターを取りつけて洗濯機の給水用ホースをつなげていたのを専用のニップルに交換しました。同時にケレップ(コマパッキン)と上部三角パッキンも交換しました。
目次
洗濯機用水栓の現状と取りつけられなかった洗濯機用ニップル
結婚してすぐに今の洗濯機を購入して取りつけてもらったときに、「水栓の蛇口が長いのでから水道屋さんにいって専用のものに交換したらってください」といわれたのですが、特に問題なかったのでそのままにしていました。でもやっぱり気になるのでホームセンターに洗濯機用の取替ニップルが売っていたので買ってきました。
買ったのはこれで「カクダイ 洗濯機用 取替簡単ニップル 7722 」です。パッケージに 3 つ水栓の絵があり一番下がうちの水栓と同じだったので取りつけられると思ったのです。
蛇口の六角ナットを外して取りつけるだけですぐ終わるだろうと思って作業を始めました。
洗濯機のホースを外します。この際蛇口に残っている水が出てくるので洗面器やタオルなどを下に置いたほうがよいです。蛇口の先に洗濯ホースをつけているアタッチメントのネジを緩め取り外します。
蛇口の根元の六角ナットをレンチで緩めます。
これで購入した洗濯機ニップルを取りつければ終わりのはずなんですが、パッキン部分が水栓本体に入りません。
外した蛇口と比べてみるとパッキンの位置が異なっています。
パッキンを外せばナットが締められましたがこれでは水漏れしてしまいます。ネジ山のサイズは W 26 山 20 でよさそうです。
新しい洗濯機用ニップルと三角パッキンを購入
ということで、カクダイの Web カタログとにらめっこしてうちの水栓にも取りつけられるだろう品物を見つけました。
上のキャプチャの中の 4 つならどれでもよさそうですが、 Amazon のレビューを見てプラスチックのものは割れるようなので金属製にすることにしました。また万が一ホースが外れても自動で水が止まる機構がある「洗濯機用ニップルストッパー付 772-004 」にしました。
洗濯機の水栓を分解したままなので、ホームセンターにこの洗濯機用のニップルが売っていればそこで買いたいところですが、売っているか不明なので Amazon で購入することにしました。しかも Amazon アウトレットでパッケージ破損品が安く売っていたのでそれにしました。たぶんわたしみたいに買ってみたけれど取りつけられなかった人が返品したのでしょう。
というこで明日の洗濯に備え分解した水栓を元通りにしていると、ハンドルすぐ下の袋ナット上部から水漏れが発生しました。ゴムパッキンが傷んでいるところでいじったので漏れてしまったのでしょう。
調べてみると袋ナットの内部にある三角パッキンを交換すれば水漏れに対応できそうです。
三角パッキンもカクダイのものを購入しようかと思ったのですが、 Amazon では SANEI のものの方が安かったので洗濯機用ニップルと一緒に注文しました。
洗濯機用ニップルの取りつけ
届いた洗濯用ニップルのカクダイ 洗濯機用 取替簡単ニップル 呼 13 772-004 。 Amazon アウトレットということで外装が破けていましたが、品物そのものには問題がないようです。
パッキンの位置が外した蛇口と同じです。これなら問題なく取りつけできそうです。
六角ナットを緩めて蛇口を外しました。
これに購入した洗濯用ニップルをねじ込みます。今度は問題なく取りつけできました。この状態で下に洗面器を置きニップルのプラスチック部分を押し込み正常に水が出るか確認します。
問題がなかったので洗濯用ホースを取りつけました。
三角パッキンとケレップの交換
続いて三角パッキンとケレップの交換です。作業前に水道の元栓を止めます。バケツなどに水を汲んでおくと手が洗えて便利です。
ハンドル上のカラービスを外します。工具はウォーターポンプフライヤーがいいみたいですが、手元にないので布を挟んでラジオペンチでネジを回しました。
ハンドルを外します。
袋ナットを外します。
袋ナット内部に三角パッキンがひっついているので取り除きます。
届いた三角パッキン SANEI 水栓上部パッキン 呼び 13 PP42A-1S-13 です。
左が古いパッキン受けと三角パッキンで、右が新しいものです。上段はパッキン受けです。
三角パッキンの交換だけならこれで逆順に組み立てればいいのですが、ついでなので洗面台の水栓を交換したときのケレップを再生したので、ケレップ(コマパッキン)も交換したいと思います。
スピンドルを回して抜きます。
またまたスピンドルとケレップ(コマパッキン)が固着しています。
スピンドルにハンドルをつけ、ケレップの太い部分をペンチでつかんでねじって抜きます。
左が古いケレップで、右が再生して新しいパッキンを取りつけたケレップです。ケレップとパッキンでコマパッキンと同じ役割をします。
スピンドルに再生したケレップを刺し水栓本体に戻します。
パッキン受けと三角パッキンを取りつけ、袋ナットを締めます。
ハンドルも戻しカラービスを締めて交換工事終了です。蛇口が閉まっているのを確認してから水道の元栓を開けます。
洗濯機の給水ホースをつなげ水栓を開き洗濯機を動かして無事に水が出てくることを確認しました。
しかし次の日洗濯をしていて洗いが終わり脱水が始まるとなにやらポタポタと音がします。写真は取り忘れましたが、袋ナット上部から水漏れしているようでした。三角パッキンは交換したばかりなので、袋ナットの締めが足りないのだろうと思い、モンキーレンチで締めてやると水漏れは収まりました。
洗濯機用水栓のパッキン類を全部交換したのでしばらくは問題なく使えるでしょう。