LUMIX TZ70 を購入したのですが、 Lightroom 5 が TZ70 の RAW ファイル (.RW2) の読み込みに対応していませんでした。 TZ70 の RAW ファイルも読み込める Lightroom CC/6 をとりあえず試用してみることにしました。
Lightroom 5 のカタログを読み込むことができたので、同じ環境ですぐに使えるようになりました。
せっかくなので、 TZ70 で撮影した HDR の写真と Lightroom CC/6 からの新機能 HDR を使って TZ70 の オートブラケティング機能で撮影した 3 枚の写真を合成したものを比べてレビューしてみることにしました。 HDR 合成とは明暗の差が激しい被写体を露出を変えた複数の写真を撮ることにより、白とびしたり黒つぶれしたところを補う合成方法です。またオートブラケティング機能とは露出を変えた写真を何枚か撮影してくれる機能です。
モデルは逆光の梅の花。以前 TZ70 を紹介したときと同じ梅の花です。
目次
プログラムオート
まずは比較でプログラムオートで撮ったもの。
梅の花が暗く空の青が薄いです。
TZ70 の HDR 機能
次 TZ70 の HDR 機能で撮影したもの。
なんだか梅の花がのっぺりしている気がします。しかし空の青は普通に撮影したものより青く写っています。風がある日だったからか、背景の枝にゴーストが出ています。
Lightroom で HDR 合成
そして Lightroom CC/6 で HDR 合成したもの。 HDR 合成しゴースト除去量を弱にし、あとは自動でほかはいじっていません。 TZ70 ではデフォルトで +0.3 、 0 、 -0.3 の 3 枚の写真を撮ってくれるのですが、今回は設定を ± 1 にして撮影しています。
光が葉の裏から透けている感じがきれいに表現されてるし、空も白とびしていません。しかしゴースト除去量が弱では足りなかったのか一部不自然なところがあります。
ちなみに元の 3 枚の写真はこんな感じです。
プログラムオートで撮影した RAW を Lightroom で補正
最後にプログラムオートで撮影した RAW ファイルを Lightroom でハイライトとシャドウをいじって HDR 的にしたもの。ハイライト -100 、シャドウ +70 、露出 +0.55 。
これくらいの明暗差だったら、これでも充分かもしれません。
TZ70 は手軽に HDR が使えるのはいいけど、やっぱりのっぺり感が好みじゃないので、オートブランディングで撮影し HDR 合成しようと思います。 TZ70 の HDR 撮影時に RAW + スタンダード( JPEG )を選択したら、合成前の元の写真も保存してくれたらいいのになぁ、って思います。それと HDR 合成にはいままで Hydra を使っていたのだけれど、 Lightroom で充分ですね。風などで動く被写体はつぶれないように RAW 撮影して、 Lightroom でいじる方がゴーストがでなくていいかもしれません。