テレビ (Hisense 40A35G) に昔購入したミニコンポ (SONY DHC-MD77) のスピーカーを接続していい音で聴けるようにしました。
目次
テレビに大きなスピーカーを接続しようと思ったきっかけ
テレビに JBL のスピーカーをつけてそれなりの音で聴けるようになりました。
でも父の施設への入居が決まるまで実家に滞在したときに、暇だったので動かなくなったオーディオ機器を直して動くようにしたのですが、ついでにテレビの音をアンプ経由で高さ 1 m ほどある大きなスピーカーにつなげてみました。すると大河ドラマのオープニング曲も迫力あるし、 Fire TV 経由で再生した MP3 ですら低音がしっかりしているのです。 LD プレイヤーを直しライブ映像を大きなスピーカーから音声を出して見ていたのですが、 DVD も限定発売されていたので買い直して自宅で見たら低音の迫力が足りません。( DVD の音声のコーディックは LPCM でした。)
コーディックとかの問題よりやはり物理的に大きなスピーカーをつなげた方がいい音がすることを体感しました。
ステレオミニジャック経由で右スピーカーから音が出ない
なので自宅 2 階で眠っていた SONY のミニコンポ DHC-MD77 のアンプとスピーカーを 1 階に降ろし、テレビ横に設置してみました。以前リレーを交換して修理したアンプです。
テレビの音声出力であるステレオミニジャックから RCA 端子にするケーブルを接続しスピーカーから音を出して見ましたが、なぜか左のスピーカーからしか音が出ません。
スピーカーかアンプが壊れているのかもと、 Pixel 3a からの音をイヤホンジャック経由で再生してみたけれどきちんと音が出ます。テレビからの線を元の JBL のスピーカーにつなげてみましたが、やはり左からしか音が出ません。接点がおかしいのかと接点復活スプレーをテレビのジャックに差してみましたが、状況は変わりません。
テレビの光デジタル出力端子からの USB オーディオプロセッサーの光デジタル経由で音声出力も試してみましたが、放送波の音は出ますが HDMI 経由で接続している機器からの音はでません。テレビといってもほぼ Fire TV Stick のモニターとして使っているのでこれでは用途が満たせません。
HDMI 音声分離機器というものがあるらしく、 RCA ジャックがあるものを選択すれば音が出るはずです。ただ HDMI の端子の数が多いものは 8K 対応でかなりのお値段がします。
光デジタル出力から HDMI 経由の音が出ないのは、光デジタル入力に使用している機器が USB オーディオプロセッサーなのでパソコンに接続できるため保護がかかっているのかもしれません。以下のように光デジタル信号を RCA 端子に変換する機器を使えば目的は達成できるかもしれません。
しかし最後に説明書を隅から隅まで読み込んで見るとなんと、メーカー保証が 3 年だったのです!
購入したのは 2021 年の 7 月なのでギリギリ保証期間です。メーカーのサポートセンターに電話して修理を手配してもらいました。
サービスマンの方がきてくださって、結局基盤交換で外付け USB HDD の録画内容は引き継げませんでしたが、無事ステレオミニジャック経由で右のスピーカーから音が出るようになりました。
SONY のミニコンポのスピーカーからも無事に音が出ました。ボソボソ話して聞き取れなかった映画「関ヶ原」の音声も聞き取れるようになりました。
小さいスピーカーと大きなスピーカーの切り替え
普段息子が Fire TV Stick で YouTube を見ているときは SONY のミニコンポの大きなスピーカーから音を出す必要はないので、ステレオミニジャック・スプリッターを使って音声を 2 分配しました。フジパーツのピンが金メッキのものにしました。
でもここで問題が起きました。アナログ信号を分配するので JBL のスピーカーからの音も少し小さくなるし、ミニコンポのスピーカーの音も小さく音質も悪いのです。これでは魅力が半減です。
そこで一か八か賭けに出て、先に検討した光デジタル音声出力を RCA 端子に変換する機器を購入しました。 USB オーディオプロセッサーだと Fire TV の音声等をデジタルのまま録音できてしまうのでプロテクトされているのだろうと考えたからです。
どれにしようか迷ったのですが、 Amazon のレビューを外国語も含めてすべて読んで、テレビにつないだ DVD や Fire TV からの音が出たと書いてある商品にしてみました。
→ Amazon : CAMWAY レビュー Works well
ドキドキしながら光デジタルケーブルをテレビに接続して電源を USB から取ってそしてミニコンポのアンプの入力端子につなぐと、放送波だけでなく HDMI 経由で繋がっている機器の音も大きなスピーカーから聴くことができました。音楽ライブ映像を見てみましたが、やはりドラムやベースの音がしっかりしていて迫力が違います。
ただテレビの電源をオフのときに光デジタル出力に接続しているチャンネルをアンプで選ぶとアンプからホワイトノイズが流れます。テレビの電源が入っているときはそんなことはありません。これは光デジタル RCA 端子変換器の電源を USB の AC アダプターから取っているため、常時通電しているためだと思われます。そこでテレビの USB ポートから電源を取れれば問題なくなるかと考え、使っていなかった USB 2.0 のハブをバスパワーでつなげて、録画用 HDD と光デジタル RCA 端子変換器を接続してみました。するとテレビを消すと USB からの給電がなくなるので、赤の動作ランプが消えホワイトノイズも発生しなくなりました。
普段は JBL のスピーカーから、映画や音楽番組を見るときは SONY のスピーカーから音を出すことにしました。切り替えが面倒なので、 SwitchBot にミニコンポの赤外線リモコンを学習させて、 Alexa も話しかければ切り替えられるようにしました。
ちなみに約 10 m の USB 延長コードも買って Mac mini の音も USB オーディオプロセッサー経由でスピーカーから出せるようにしました。
パソコンにつけている Creative の小さなスピーカーとは低音が雲泥の差です。こうなると普段聴く音楽ももう少しよいスピーカーから音を出したくなってきます。亡くなった姉が使っていたミニコンポが実家で眠っているので持ってこようかと思っています。