Mac OS X 10.8 Mountain Lion 上の VMware Fusion 5 に Mac OS X 10.6 Snow Leopard Server をインストールしたので、 Rosetta 経由で PowerPC アプリケーションをインストールして使ってみました。
→ VMware Fusion 5 に Snow Leopard Server をインストール
目次
EPSON Scan
わたしが使っているスキャナはかなり古いです。 Mac OS 9 時代に買ったものです。 EPSON GT-6700U というもので、メーカー提供の読み込みソフト EPSON Scan は Snow Leopard までしか対応していないのです。 PowerPC アプリケーションなので Snow Leopard でも Rosetta を介して動いています。
EPSON GT-6700U 自体は Mac OS 標準のイメージキャプチャを利用すれば、 Mountain Lion からでもスキャナとしてまだ使用できるようです。しかし EPSON Scan は読み込んだ画像をそのまま PDF にできる機能が便利でちょくちょく使うことになりそうなので、仮想環境である VMware Fusion 5 上の Snow Leopard Server に EPSON Scan をインストールしました。
EPSON Scan のインストーラーをダウンロードしてきてインストール。
USB にて EPSON GT-6700U を Mac mini につなげると下記のようなポップアップが出ます。「 VM に接続する」を選びます。
あとは EPSON Scan を立ち上げてスキャン。正常に動作しました。
PhotoPathfinder
これも OS 9 時代から使っているソフト。もう開発は終了してしまっています。このソフトのいいところはまとめて写真ファイルの変更日や作成日を変更できるのと、 Exif データをいじってもファイル変更日がその日の日付けにならないことです。特に写真の回転の Exif データをいじるのに重宝しています。 あとはデジカメ黎明期の CASIO QV-10 のデータが見られるのも助かりました。
もうダウンロードできないので保存してあったインストーラーを探しました。最終バージョンは 1.4.9.4 みたいです。
インストールしたら普通に使えました。ただ写真のあるフォルダを Mountain Lion 側にて共有設定しないと写真が選択できませんでした。
AppleWorks 6
そして最後に AppleWorks 6 。ほとんど使っていないのだけれど、需要がありそうなので試してみました。
AppleWorks 6 のインストーラーは OS 9 でしか動かないので OS X にアップグレードしたのをフォルダごとアプリケーションフォルダ移動しました。
ちゃんと起動しました。
AppleWorks の前身であるクラリスワークス時代に作ったファイルを開いてみました。レイアウトも崩れることなく開けます。
ワープロで作った書類はほとんど開けるようですが、ドローの書類はうまく開けないものが多いです。以下のように「 I/O エラーです。」と表示されてしまってファイルを開くことができません。まあ、クラリスワークス時代の書類だから仕方ないのかもしれません。(このエラーは仮想 OS だから起きるのではなく、普通に Snow Leopard 上の AppleWorks 6 で開いたときにも起きるようです。)
ちなみに Snow Leopard 上の AppleWorks 6 では文字を選択して「コマンド」 + 「 C 」と押すと「選択範囲の文字数が多すぎて再変換できません。」というエラーが出るようです。
これは Snow Leopard からことえりのキーボードの取得タイミングが変わったからみたいで、 Snow Leopard Server の日本語入力ソフトを「ことえり」ではなく「 Google 日本語入力」や「かわせみ」などをインストールして使うとこのエラーは出なくなるようです。
→ Apple サポートコミュニティ: AppleWorks 6 を OSX 10.6.4 で使用していますが、使用不能になります。