夏になると自分の汗や下着のゴムでかぶれて赤く腫れてしまうわたしの皮膚。いわゆる汗疹? もしくはアトピー? 特に肘の内側がひどい。それを掻きむしるとぐじゅぐじゅになって手の施しようがなくなるので、緊急避難的に局所麻酔薬(リドカイン)が入っているラナケインを塗ってその場をしのいでいました。搔きむしるよりもラナケインを塗った方が状態がマシだったから。ラナケインの残りが少なくなってきたので、薬局に買いにいって箱を手に取ると、今まで表示のなかった添加物の一覧までパッケージに印字してありました。薬事法が改正されたのですかね?
→小林製薬:ラナケイン S
そしてその添加物の一覧の中に「エデト酸ナトリウム」の文字! これは EDTA のナトリウム塩ってことですよね。そんなっ、第 2 医薬品にまで EDTA って配合されているんですね。びっくり!( EDTA がわたしの体質に合わなかったのは「ミヨシのそよ風を使って EDTA が体質に合わないことが判明」の記事で以前書きました。)
おお、どうりで搔きむしってしまう赤みはひいたけれど、肌ががさがさして白っぽくなると思っていたよ。風呂上がり何か軟膏を塗らないと今度は皮膚が白っぽくなって乾燥でかゆい、みたいな。(そこでまたラナケインを塗っていた悪循環…… . 。)
よかれと思って塗っていたラナケイン、それがわたしのアトピーを悪化させていたとは!
この日以来、わたしはラナケインを塗るのを辞めて、皮膚科でもらったステロイド入りの軟膏を塗ることにした。かゆみの原因が汗ではなく、エデト酸( EDTA )による皮膚の乾燥に移っていることわかったから。そして、どうしてもかゆい時用に「エデト酸ナトリウム」が入っていない局所麻酔剤入りの軟膏を薬局の棚を目を皿のようにして探して、薬剤師の方にも確認して購入してきました。(別名で書かれているかもしれないので。)
購入してきたのは、ロート製薬のメンソレータムフレディ メディカルクリーム A 。いわゆるデリケートな部分のかゆみ止めです。(「生理用品かぶれなどに」なんてパッケージにかかれているから、ちょっと手を出しにくい商品だけど。)購入した薬局では局所麻酔薬(リドカイン)入りでエデト酸ナトリウム( EDTA-nNa )が入ってない唯一のものでした。ラナケインクリームよりもお値段が張りますが仕方がない。
そして、 1 週間ほど北海道に旅行にいっていたこともあり、あまり汗をかかなかったので、すっかり肘の内側のかゆみとガサガサもよくなったのでした。まあ、何がいけないって、汗をかいても蒸発してくれない愛知県のじとっとした夏がいちばん体質にあってないんですけどね。
※この記事はラナケインを批判したものではありません。またメンソレータムフレディ メディカルクリーム A がアトピーによいというわけではありません。反応する物質は人それぞれです。あくまでもわたくし個人の体験に基づいて書いています。
2013.8.12
メンソレータムフレディ メディカルクリーム A にはエデト酸が入っていませんでしたが、現在薬局に並んでいるメンソレータムフレディ メディカルクリーム N にはエデト酸が入っています。なのでかゆみ止めにはエデト酸が入っていない「ラナケイン冷感ジェル」を使っています。
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