昨日のことになりますが、和室に置くテレビ台を作りはじめました。正確にいうと計画は 2 年前からあり、図面を引いて木材をホームセンターで購入してカットしてもらっていました。しかし組み立てる機会を逃し、いつのまにか 2 年がすぎてしまいました。
目次
下準備
図面と木割はこんな感じ。テレビ台の脚の高さが 70 mm になっていますが、これではルンバが下に入れないので、脚の長さを 100 mm に変更しました。材料を購入したホームセンターは塗装などの加工がしていなければ、再度カット可能とのことで、余っていた部材を切ってもらいました。
カットしてもらって、 2 年眠っていた木材。ラジアタパインの集成材で幅は 300 mm 、厚さは 30 mm です。長く放置していたためところどころにシミがついてしまいました。
下地を整えるためサンドペーパーをかける
まずは下地を整えるため、木口に 60 番の、全体を 240 番のサンドペーパーをかけました。
ダボ組に挑戦
キッチンカウンターを作ったときはネジ山が見えても構わないスタンスでつくったのですが、今回はテレビ台ということで、ダボ組に挑戦してみることにしました。
必要な工具はドリル。ダボ穴を掘りすぎないようにドリルストッパーという治具を用意しました。板厚が 30 mm なのでダボの径は下記のサイトを参考に 10 mm のものを使いました。
→ VIC ’ s D.I.Y. :締結材料(木ダボ)
使用する木ダボの太さの選択は細すぎると締結力が下がり、太すぎると締結時に板が割れることがあるので、板厚の 1/2-1/3 が目安になる。
ドリルを電動ドライバーに取り付けたところ。電動ドライバーは RELIEF AC ドリルドライバー RDD-18 を使用しました。電源をコードから取っているため充電池の劣化を心配しなくてすみます。現行品は RELIEF ドリル & ドライバー RDD-180W のようです。
縦の材に穴を開けていきます。ドリルストッパーが材に当たると空回りして、それ以上ドリルが進まないようになっています。
穴が開いたところ。
縦材に穴が開いたら、ダボマーカーをいうものをダボ穴に差し、横板にダボ穴の位置を写しとっていいきます。
ダボマーカー。これがあるのとないのではダボ組の難易度が相当変わってくるようです。
押し当てるとこのように跡がつくので、これをガイドにドリルで穴を開けていきます。
横材に穴があきました。縦材のタボの位置とぴったりあうはずです。
仮組みしたところ。簡単そうに書いてますが、実は真ん中の縦材の位置取りに失敗し組みあがりませんでした。しょうがないので、真ん中の縦材は上側だけダボを 1 つにし、もう一度穴を開け直しました。
なので穴が 3 つ開いています。 3 つの縦材をダボマーカーにて位置決めするには、 3 ついっぺんには行わず、まず両端を決めてドリルで穴を開けた後、真ん中にダボマーカーを差し、両端はダボを差してから真ん中の位置を決めるとよいようです。
木工用ボンドで接着
木工用ボンドをダボ穴に入れ、木口にも薄く塗ってダボを差して接着します。ダボが木工用ボンドの水分を吸って膨らむことで結束力が強くなるそうです。
組み上がったところ。真ん中の縦材を横材に隙間ができてしまって、当て板をしてゴムハンマーで叩いて隙間を埋めました。
今日塗装をしようと思ったのですが、雨が降ってしまったため延期。塗料は和室ということで柿渋を使う予定です。
柿渋と蜜蝋で塗装をしました。
→テレビ台を DIY その 2 【塗装編】