コマパッキンを交換した洗面台の水栓ですが、この際だからと三角パッキンも交換したらいろいろトラブルに見舞われすごく大変だった話です。去年 7 月の話の備忘録です。
目次
交換前の洗面台の水栓と購入した三角パッキン
こちらが洗面台の水栓ですです。先日コマパッキン(ケレップ)を交換し、蛇口からのポタポタという水漏れはなくなりました。他の水栓も修理していてコマパッキンのほかに三角パッキンというものがあるのを知って、この際なのでそれも交換しようと思いました。
購入した三角パッキンです。
交換方法は下記の動画を参考にしましました。
何もトラブルがなければ作業時間 10 分程度の作業です。
水栓の三角パッキンの交換方法
水栓のパッキンを交換するので、水道の元栓を閉めます。その前にバケツ等に水を汲んでおくと手や汚れものが洗えて便利です。
まず蛇口の水のキャップを外すのですが、水垢がついて汚れていたのでクエン酸水溶液をティッシュにつけてハンドルに巻き 20 分ほど放置しました。
マイナスドライバーでキャップを外しました。
中のネジを回してハンドルを取るのですが、ドライバーが長すぎて洗面台の鏡の部分に持ち手がつかえてネジが回せません。家中のドライバーを総動員してやっと使えるものがありました。
携帯用のドライバーで持ち手を直角にすることができます。これを直角にしたままネジを回しまして外しました。
しかし上に引っ張れば取れるはずのハンドルがびくともせず、結局レンチで袋ナットを外しスピンドルごと取り外しました。
白いカルシウムやマグネシウムの固着が酷かったので、クエン酸を溶かした液につけました。それからハンドルを下からゴムハンマーで叩いてなんとか固着している部分を剥がすようにします。 1 時間ほどつけてゴムハンマーで叩いてもビクともせず、穴に KURE 55-6 をスプレーしましたが状況は変わりません。またクエン酸の水溶液につけて放置ししました。水道の元栓を閉めているのでその間水が使えないのが不便です。 3 時間近く格闘しました。
何回目かの格闘でお湯のハンドルだけ取れました。ハンドルと袋ナットを持って引っ張りました。
その後またクエン酸水に漬けてミネラル分を落としてから、傷がつかないように袋ナットの上の部分にタオルを巻いてハンドルを持ってひっぱ引っ張るとなんとか水のハンドルも取れました。 KURE 55-6 を使ったので食器用洗剤でよく洗います。
左が既存の三角パッキンで右が新しい三角パッキンです。
三角パッキンを交換して組み立てます。スピンドルにパッキン受け、三角パッキン袋ナットの順で組み立てます。
スピンドルにハンドルも取りつけました。ここで気がついたのですが、ハンドルのネジがを回すのにつかえてドライバーが使えなかったら、袋ナットを外してから分解すればよいのです。
お湯の蛇口から水漏れする
ハンドルとスピンドルを水栓本体に戻して、水道の元栓を戻して完了と思ったら、なんとお湯の蛇口から水漏れします。しかも結構な量です。蛇口からの水漏れはコマパッキン(ケレップのパッキン)が痛んでいることが多いですが、つい先日交換したばかりです。これはもしかして、スピンドルに固着してミネラル分を落としすぎて、ミネラル分の固着で水が止まっていた部分から水漏れしているのかもしれないと思いました。
スピンドルを交換すれば直りますが、ハンドルがつかないことがありその場合ハンドルも交換になります。ただ部品代も安いし念のため三角パッキンも交換してしておくかと思って交換しただけなので、それ以上お金がかかるのはちょっと想定外で落ち込みました。
次の日の午前中、また水道の元栓を閉めてお湯の水栓を分解してみました。スピンドルとコマパッキンの接触が悪い可能性に一縷の望みをかけてコマパッキンをピンセットで取り出すとコマパッキンの先に黒い物体がくっついていました。
これが水漏れの原因っぽいです。どうもコマパッキン交換前のケレップの硬化したパッキンの破片のようです。
水栓内部を歯ブラシで掃除して、また水栓を組み立てて元栓を開けて水がしっかり止まることを確認して作業修理です。
しかし三角パッキンの交換はハンドルが固着して取れないのが本当に厄介です。それがなければ本当に簡単な作業なんですけれど。