ヘアダイに入っている成分がわたしのアレルギー物質である EDTA (エデト酸)に構造が似ているので、増えてきた白髪を染めるのにヘナと木藍(インディコ)を使ってみました。
目次
増えてきた白髪
コロナ前は頭頂部に多少白髪がありましたが、目立つところだけ根本から切ったり白髪が少ない部分を分け目にするなどして対応していました。しかしコロナ中に父が生死の境を彷徨い、亡くなった祖母や姉の遺品整理をし、新型コロナの予防接種を受けたら、ストレスであっという間に白髪が目立つようになってしまいました。
特に学生時分に分け目にしていた部分の白髪が目立ちます。縮毛矯正したりカラーリングもしていたので毛根にダメージが蓄積していたのでしょう。
流石に切って対応するのはもう無理なので染めようと思ったのですが、以前書いた記事にいただいたコメントに毛染め剤にはジアミン系の物質が入っており、わたしのアレルギー物質の EDTA (エデト酸)、正式名称はエチレンジアミン四酢酸と似た構造部分があるのでアレルギーを起こしやすいようです。
ヘナ + 木藍で 2 度染めしてみた
ということで生協のカタログを見ていたらヘナの染毛剤が売っていたので試しに購入してみました。ヘナは昔友人の結婚式でマレーシアにいった際に皮膚にヘナ(マレー語では「イナイ」)で装飾したけれどアレルギー反応は出なかったので大丈夫だと思ったからです。
→マリッジ・マレーシア 〜マレーシア北上 840 キロ〜 旅日記 3 日目
ナイアードのヘナ + 木藍(インディコ)のものです。
1 袋の半分の 50 g で説明書通りに染めてみた直後です。白髪が黄緑っぽいです。木藍は 3 日くらいかけて発色するらしいです。
2 日後ですが、あまり発色していないのでもう一度染毛してみました。
翌日多少目立たなくなった程度です。
ヘナ 100 % とヘナ + 木藍で 2 度染め
調べてみるとヘナと木藍(インディコ)で染める場合は一度ヘナ 100 % で染めたあとに数日おいてからインディコで染めると落ち着いた色味になるようです。そしてインディコが発色するには水と空気が必要みたいです。
→場末のパーマ屋の美容師日記:インディゴで白髪が染まらない その2
→息抜き・手抜き・気晴らし生活: 5 年間ヘナ染めしている私の染め方とコツ~準備編~
そこでヘナ 100 % のものを購入しました。
以前は家にある歯ブラシなどの道具で染めたのですが、やりにくかったのでそれなりの道具を揃えました。ヘアダイブラシと保温キャップと目盛りつきの電子レンジにかけられる 100 円ショップの容器です。
染毛前です。 1 か月半前に染めた色はもう抜けてしまいました。
たっぷり塗れるように 1 袋 100 g のヘナを使いました。ヘナ 100 % の場合はお湯で予め練っておいて 1 時間放置して、塗る前に電子レンジに 40 秒ほどかけて人肌に温めてから、頭にたっぷりと塗りました。ヘナは時間をおけばおくほど染まるようなので、ラップしてドライヤーで温めてから保温キャップをかぶって 4 時間程度放置してからお湯のみで洗い流しました。
染毛翌日の髪の様子です。白髪部分がオレンジ色に染まりかなり目立たなくなりました。頭皮も若干オレンジ色に染まっています。光が当たるとオレンジ色がわかりますが暗い場所では茶色い感じです。
5 日後にヘナ + 木藍でオレンジ色が目立つ部分だけ再度染めた翌日の写真です。赤みが抑えられ自然な茶色になりました。
ヘナ染めして思ったのは、木藍は色が入りにくいから一度ヘナ 100 % で染めてから数日おいてから再度木藍入りで染めるのが確実に染まります。しかし白髪がまだまばらなので普段はヘナのみでの染色でも充分やっていけそうです。
ヘナ 100 % とヘナ + 木藍で 2 度染めした 2 か月後
ちなみにヘナ 100 % とヘナ + 木藍で 2 度染毛して 2 か月後の様子。伸びたところは白いですが、ヘナで染めたところはそれほど色落ちしていないです。わたしの髪質は木藍の色が入りにくいようです。こまめにヘナ 100 % で染めれば白髪もきれいな茶色の髪を保てそうです。