うちの息子は脚力が強すぎるのか就寝時に愛用していたスワドルミー・ラップサックのホック周りの布地が破れてきたので補修しました。今年 1 月頃の話です。
目次
スワドルミー・ラップサックとスワドルミー・ラブサック
息子の就寝時にスワドルミー・ラップサックとスワドルミー・ラブサックを愛用していました。似た名前の 2 つのマジックテープを使ったおくるみですがオムツ替えができるように袋にジッパーがついています。
ラブサックはぐるりとジッパーがついていて、ラップサックは肩の部分をリングスナップのみで留める方式です。ラップサックの方が着せやすいのですが、脚をバタバタさせるとリングスナップ部分だけに力がかかります。
でこんなふうにリングスナップ部分の布地が裂けてきてしまいました。
そんなに安いものではないしスワドルミー・ラップサックとラブサックの L サイズの在庫がなく購入することもできなかったのでどうにか修理して使うことにしました。
前身頃のホック部分の補修
まずリングスナップを外します。
マイナスドライバーを差し込んでこじ開けます。写真はマイナスドライバーが 1 本ですが、 2 本使ってこじ開けました。
こんなふうに布地が破けています。
補強の布をつけるために縁取りのバイアステープの縫い目をほどきます。さらに 2 枚縫い合わせてあるのでそれもほどきます。
補修に使うのはこちらの両面接着シートと端布です。メリアス生地では耐えられないので平織りの生地を使うことにしました。
端布や接着シートが切りやすいように型紙を作り、せんべい座布団のカバーを作ったときの端布に当てて 2 枚切り出します。両面接着シートも同様に切り出します。
破けた部分に当てて当て布して中温のアイロンで接着します。
これをほどいた内側の両方に施します。
これで強度的には問題ないですが、表側も破けてみっともないので授乳クッションのカバーを作ったときの端布で目隠しをすることにしました。これはメリアス生地で肌触りも似た感じです。
端布の端を縫いつけます。
両面接着シートを間に挟んでアイロンし、布地を切り揃えて周りを縫い留め、さらに縁取りのバイアステープを縫いつけました。
これでほぼ補修は完成です。
リングスナップをつける
次にリングスナップを取りつけます。
購入したリングスナップは 1 cm のもので、かしめるための打具もついているのを買いました。
家の敷居の上にかまぼこ板を敷いて金槌で叩いたけれど全然爪が噛み合わなかったので、野外のコンクリートの上でかまぼこ板を敷いて行いました。かまぼこ板なしだとリングの部分に傷がついてしまいました。
リングスナップの大きさが同じだったので元からのリングスナップのオスにちょうどはまったのですが、後ろ身頃のリングスナップがついている布地も弱ってしまっているので補強しないと今度はこちらが破れそうです。リングスナップが取りつけてある部分にタックがとってあるので補修が少し面倒です。
後ろ身頃のホック部分の補修
同じようにホックを取り外し、当て布と周りの縁取りをほどきます。
今度は接着剤つきの補修クロスを使い、タックで分割して切り取り貼りつけます。裏側も同じように貼り付けました。
継ぎ目が弱いのでその部分に扇型の布地を接着しました。
強度的にはこれで OK だけれど、これだとと見た目が悪いので、前身頃と同じく授乳クッションのカバーを作ったときの残りの生地を両面接着芯で貼りつけました。これも両面行いました。
周りをミシンでジグザグ縫いを一応しておきます。
解いた縁取りのバイアステープを縫いつけます。
リングスナップを取りつけました。布地を重ねすぎたようでリングスナップのツメが入らなくて一度失敗して再度取りつけました。
補修完成です! 授乳クッションのカバーの端布の青がプリント柄の青とマッチして違和感がないです。
後ろ身頃の補修の仕方を考えていたら半月くらいたってしまいましたが、なんとか補修できてよかったです。