アウトドア用の折りたたみ椅子の座面が破れたので補修しました。布地を買って縫い直した方が早いかなと思ったのですが、布地を買いにいったらキャンバス地で同じような厚さの布地は白しかなかったので、修繕することにしました。
修繕の参考にしたのはこちらの動画です。
裂け目より少し大きな布地を用意して、周りを縫ってから、裂けた箇所に直角になるように何度も縫うようです。何度も縫うことで横糸を足すという感じですね。これを「たたく」というようです。
当てる布地ですが偶然、フラットカーテンを作るときの芯が出てきたので利用することにしました。ほつれにくいのと厚みがちょうどいいと思ったので。
裂けた部分より少し大きめに切ってまち針で止めます。使う糸はこれまた手元にあったテトロンの糸です。(たぶん 100 円ショップで買ったもの。)少し細いような気もしますが、買いにいくのも面倒なのでこれを使います。
裂け目の 5 mm ほど外側を縫います。
ここからはミシンのバック機能を使ってひたすら前後に縫っていきます。
たたき終わったところ。
裏から見たらこんな感じです。ムラがあって心配な場合は更にたたいてもいいのですが、あまりたたきすぎると周りの布との強度に差が出て、補修した部分の端からまた破れてしまう可能性があるので、あて布をする場合はそれほどたたかなくてよいようです。(わたしはたたきすぎたかもしれません。)
あて布の余分な部分を切り取って終わりです。
折りたたみ椅子に取りつけたところ。座ってみましたが強度も十分でした。破けたのは前側だったのだけれど、荷重がかかるので、座面の布地は前後逆に取りつけました。
左奥が直した部分です。室内で見たらそんなに直した部分は目立たなかったのですが、屋外だと色が違うのでわかりますね。糸がテトロンで反射率が違うから目立つのかしら。