魚眼レンズ NIKON FC-E8 を FinePix S8100fd で使うためのステップダウンリングの試行錯誤・ 2 回目。
「魚眼レンズ NIKON FC-E8 を FinePix S8100fd で使ってみる」で、 38.1-52mm のステップアップリングと 52-28mm のステップダウンリングを組み合わせて、 FinePix S8100fd に魚眼レンズ FC-E8 を取りつけてみたものの、円周がボケてケラレてしまった。原因は FinePix S8100fd の前玉と FC-E8 の後玉が離れていること。これを近づけるべく接続方法を検討し、必要な部品を取り寄せた。
今回購入したのは、 52-37mm と 37-28mm の 2 種類のステップダウンリング。ダメ元なので安いものを個人輸入。またまた eBay にて購入して、 2 つで送料込み 650 円弱。香港から 2 週間ほどで到着。
この 2 つのステップダウンリングを利用して、 FinePix S8100fd の前玉と FC-E8 の後玉の隙間を狭める。まずは、 52-37mm と 37-28mm のステップダウンリングの裏側同士を合わせてにねじ込む。ステップダウンリングを逆さにねじ込むアイディアは下記のサイトさんから拝借。
→ K ’ s 2 ″ 69 ″: Canon Powershot G9 に Nikon FC-E8 を装着
これを 38.1-52mm のステップアップリングに取り付ける。こうすることで、 38.1-52mm のステップアップリングと 52-37mm のステップダウンリングを接続したときにできる空間に 37-28mm のステップダウンリングを入れ込むことができる。 37-28mm のステップダウンリングに FC-E8 をねじ込むことで、 FC-E8 の取り付け位置を後退させることに成功。
実際に撮影してみた。
以前 52-28mm のステップダウンリングを使用して撮影したもの。
ついでに純正の組み合わせで以前撮影したもの。
52-28mm のステップダウンリングだけで取り付けたときより、得られる画像が大きくなり周辺のボケやケラレは軽減されている。けれどもやはりステップアップリングをかましている分、 FinePix S8100fd の前玉と FC-E8 の後玉の間が 2mm ほどあるらしくややボケる。もう少し近づける工夫が必要。たぶん純正の組み合わせで写真を撮ってなければ、これでも満足したんだろうな、と思う。
*追記*
37-28mm のステップダウンリングを逆さに取り付け、 FinePix S8100fd のレンズ口に手で当てて撮影すると、レンズの中心が合わせやすいのでかなりよい結果が得られた。やはり FinePix S8100fd の前玉と FC-E8 の後玉をどれだけ近づけられるかがキーになるっぽい。