ニコンの FC-E8 というフィッシュアイ・コンバージョンレンズを手に入れた。以前から魚眼レンズがほしいと思っていたのですが、ついに手を出してしまった!
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魚眼レンズの欲望と手持ちカメラの相性
マグネット式にお手軽に楽しめるコンバージョンレンズでもいいかな、と思っていたのですが、わたしの手持ちのコンデジにはマグネットを付けるリングが装着できない。 OptioS はレンズ筒とレンズの中心がズレているので、コンバージョンレンズを付けるのには向かないのだ。 FinePix S8100fd は一眼レフではないけれども、レンズがぐーと飛び出てくるのでコンバージョンレンズは付けられない。
しかし FinePix S8100fd のレンズの先をよく見てみると、なんとネジが切ってあるではないか! もしかしてこれってレンズとかフィルターとかつけられるじゃない? と思って調べてみたら、 FinePix S8100fd のレンズの内径は 38.1 mm というすごく特殊なものらしい。たぶんフジノンが独自開発したレンズなんだろうなぁ。
FinePix S8100fd のステップアップリングを探す
それで FinePix S8100fd (またはレンズが同じ FinePix S8000fd )にフィルターを取り付けて使用している人がいないか Google さんに聞いてみた。すると 37 mm のものを無理やり取り付けている方を見つけたけれど、やはりレンズよりフィルター径が小さいとケラレが出てしまうらしい。
→価格 .com FinePix S8100fd :フィルターについて教えて下さい
そしてレンズ径とはちがうサイズのフィルターなどを装着するために、ステップアップリング/ステップダウンリングというものがあることを知る。 38.1 mm の径をステップアップリングで汎用性のある径に変換できれば、市販のコンバージョンレンズやフィルターが装着できるかも!
それでステップアップリングを探してみるも、 38.1mm のステップアップリングは海外の怪しいサイトしか見つからない。 eBay で 38.1 mm → 49 mm / 52 mm / 55 mm / 58 mm のステップアップリングが販売されているのを発見。どうも中国で生産していたようで、一部ヨーロッパに在庫があるらしい。(もちろんヨーロッパ在庫の方が高い。)ということは極東の日本から注文するなら、中国の方が早く到着するじゃない。といことで 38.1 mm – 52 mm のステップアップリングを £ 2.25 ( 289 円)で注文しました。もっと安いところもあったけれど、発送方法が Economy Int ’ l Shipping (船便で発送されても文句はいえない。)だったりしたので、店の運営はイギリスで発送が中国から Standard Int ’ l Shipping になっているところで購入しました。国際郵便なので 2 週間程度で到着するかな?
魚眼レンズの物色
さて、肝心の魚眼コンバージョンレンズだが、 1 万円程度のものだと周辺が流れたり、 180 度をきちんと画にせず少し狭い範囲を魚眼レンズ風にしているものもあるらしい。調べていると NIKON の FC-E9 というものが評判がすこぶるいい。こいつを購入しようかと思ったのだが、取り付けフィルター径が 46 mm 。これを取り付けフィルター径が 38.1 mm の FinePix S8100fd に取り付けたら、当然ながら円周魚眼は撮影できないのではないか。そして重量が 580 g と重い。
ちなみに円周魚眼とは 180 度円形に撮影されたもの。対角魚眼とは円周魚眼の円形から画角が最大になるように切り出したもの。画角の対角線が円周魚眼の直径になるので対角魚眼と呼ばれているものと思われる。
ということで、機動性を重視して FC-E9 より一回り小さく取り付けフィルター径が 28 mm の FC-E8 を購入することにした。なんといっても FinePix S8100fd での写りが悪かった場合、先日レンズ掃除をした COOLPIX 4500 に取り付けられるのが魅力! FC-E8 は COOLPIX 4500 の純正品アクセサリとしてライナップされてるのだ。
そして FC-E8 を FinePix S8100fd で使うため 52 → 28mm のステップダウンリングを先週の土曜日に手に入れた。
→八仙堂にステップダウンリングを買いに行った
ステップアップリングとステップダウンリングを二重に挟むことでレンズの間が離れてしまうので、もしかしたら像がボヤケるかもしれないけれど、ものは試しということで。 FinePix S8100fd と FC-E8 の組み合わせで使い物にならなかったとしても、 38.1 mm – 52 mm のステップアップリングで偏光フィルタを装着できるようになるし、 FC-E8 の方は COOLPIX 4500 で使えるし、無駄にはならないんじゃないかと。
で、オークションで落とした FC-E8 が到着したので、撮影サンプルまで載せたかったのだけれど、長くなったので続きはまた後日。