10 月から 11 月にかけて 3 回連続で動けなくなり入院した父ですが、 2 回目の入院の退院後 SwitchBot の開閉センサーで見守りを強化した話です。
目次
セコムの 12 時間動作未検知では父の体調不良を感知しきれない
父が特養を退所しひとり暮らしを始めるにあたり取った対策は以下の記事に書いてあります。
簡単にまとめると、セコムの見守りサービスに入り 12 時間動きがなかったらセコムが駆けつけてくれるのと、父の寝室に SwitchBot の見守りカメラを取りつけました。
しかし父は徐々に動けなくなるタイプらしく、具合が悪くなってからも何度かセンサーの前を通っているようなのです。なので 12 時間動きがなかったら救出に向かうのでは容態がすでにかなり悪くなっており 1 週間程の入院が必要になりますし、予後も悪く徐々に弱っている感じがしました。しかし感知時間を 12 時間より短くすると睡眠を取っているだけなのにセコムが向かうことになる可能性があります。
SwitchBot の開閉センサーをトイレに設置
なのでどうにか動けないことを早く察知できないかと思案した結果 SwitchBot の開閉センサーをトイレに、見守りカメラをリビングに追加することにしました。リビングにカメラを追加したのは最近はテレビを見ていることが増えたからと 1 回目に倒れたときはリビングのドアあたりで動けなくなっていたからです。
SwitchBot の開閉センサーです。
トイレの内側に取りつけました。
リビングに取りつけた見守りカメラです。
SwitchBot API を叩き Google Apps Script にて LINE に通知する計画
これでトイレを使った時間が確認できるので、セコムのアプリにて在宅を確認した上で 4 時間トイレで動きがなかったらおかしいと判断できます。
しかしいちいち通知を確認するもの面倒なので、昼間に 4 時間トイレで動きがなかったときだけ知らせてくれる仕組みを作れないかと考えました。 SwitchBot アプリにも動体未検出を設定できますが最長で 30 分なのです。(長時間の設定があると大変便利なのですが、多分サーバーに負荷がかかるから短時間しかないのでしょう。)
どうにか昼間に 4 時間程度トイレで動きがない場合のみに通知できないかと調べたところ、 Google Apps Script にて SwitchBot の API を叩き、最後に動作検知した日時をスプレッドシートに記録し、 15 分ごとにチェックして 4 時間以上経過していたら、 LINE に通知するという方法が比較的楽に構築できそうです。
→ Qiita : Switchbot API の使い方~デバイス ID の取得~
→ BTC : Google Apps Script(GAS) で最新コラムを通知する LINE Bot を作ってみた
実家をあとにした 2 日後に倒れる
ということで疲れが癒えてからシステムを構築しようと思ってたら、なんとわたしが実家を出た 2 日に動けなくなってしまいました。状況としては 9 時半頃にトイレにいってから動きがなく、リビングのカメラにも寝室のカメラにも写っていませんでした。
そしてトイレの開閉センサーの記録を確認したところ扉が開いたままになって以後動きがないので、トイレのドアを開けた状態で倒れていることが予測できました。電話でセコムに状況を説明して向かってもらい救急車の手配をしてもらい病院搬送後施錠してもらえました。
トイレにセンサーをつけることによってセコムの 12 時間より早く父の異常を察知することができ対応することができました。しかしトイレに開閉センサーを取りつけるのをもっと早くからしていたら父の具合が悪いのをもっと早く察知することができ、入院するたびに弱るのを防げたのではないかと思います。
ちなみにケアマネジャーさんにも開閉センサーについていろいろ聞かれたので、 SwitchBot の仕組みや購入方法等を教えました。
そんなこんなで 1 か月間で 3 回も動けなくなり入院になったので、ひとり暮らしはもう限界だろうと施設に入ってもらうことにしました。父は医療依存度が高く受け入れてくれる施設がなかなか見つからずやっと介護付きの住居に入居できました。お高いです別料金でがかかりつけの病院にも連れていってくれるし本当に助かります。